NGM+その他の欲望

日々のサムシングについてのスクラップブック。

『今朝もあの子の夢を見た』/「どちらの側」に転がっていくのか

https://yomitai.jp/series/anokonoyume/ より 山本タカシ、42歳、バツイチ、ひとり暮らし。コーヒーを淹れ、簡単な朝食をとり、洗濯をして仕事へ。仕事だけの日々が続く中、今日もまた起伏のない一日が始まる――。大反響、ロングセラーの手塚治虫文化賞受賞…

高橋ヨシキ『スター・ウォーズ 禁断の真実』

著者曰く、サブタイトル「禁断の真実」は営業側の要望で付けたタイトルだということで、別にそういったセンセーショナルな内容ではない。公開年ではなく、物語内の時代に沿って各作を語っていく構成(つまりep1から始まりep8までを語っていく。『ローグ・ワ…

『ダンジョンズ&ドリーマーズ』邦訳PDFが無料公開中

コンピューターゲーム、そしてネットゲーム黎明期について、リチャード・ギャリオット、ジョン・カーマック、ジョン・ロメロらのキーパーソンの証言をもとに紐解くノンフィクション、『ダンジョンズ&ドリーマーズ ネットゲームコミュニティの誕生』(ブラッ…

『GODZILLA 怪獣惑星』/とにかく主人公が怒る

今年は6月くらいから仕事がとても忙しく、心身ともに異様な疲弊と焦燥感にさいなまれる日々が続いていたわけだが、なんとか一段落つきつつあるのでその合間を縫って……というか休日出勤が終わった後に会社の近くの映画館で見てきた。とりあえずつれずれと感想…

一人バブルのAbemaと100億溶かした元会長と

元大王製紙会長・井川意高氏、賞金500万円&負けたら丸刈りの麻雀大会に参戦 headlines.yahoo.co.jp 大手製紙会社・大王製紙の元会長の井川意高(いかわ・もとたか)氏が、30日にAbemaTVで放送される『坊主麻雀<第三弾>優勝賞金は500万円!負けたらその場…

今年のGWも新宿タカシマヤで「ピンボール ワンダーランド!」が開催

昨年のゴールデンウィークに新宿タカシマヤで開催され、個人的にかなり感銘を受けたイベント、「ピンボール ワンダーランド!」が、今年も開催されるそうだ。 ゴールデンウイークフェスティバル☆ピンボール ワンダーランド!Part2(東京都)sp.walkerplus.co…

Kindleオリジナル小説『お前たちの中に鬼がいる』が単行本化

以前紹介したKindleオリジナル小説『お前たちの中に鬼がいる』だが、そのエントリ冒頭に貼っていたAmazonへのリンクが切れているのに気づいた。本日時点で、すでにAmazonではKindle版の取扱が中止され、商品ページもなくなっている。 あれ、公開停止したのか…

Kindleオリジナル小説『お前たちの中に鬼がいる』を読んだ

Amazonのユーザーレビューはもとより、一部のネット界隈でも妙に評判が良い(でもまだ藤井太洋『Gene Mapper』ほど広く話題になっているわけではない)梅原涼『お前たちの中に鬼がいる』を読んでみた。昨年末にKindleオリジナルとして、(たぶん)個人で電子…

ヤンキーがヒルズで成りあがり/与沢翼『スーパーフリーエージェントスタイル』

ちょっと前にid:kanoseさんがKindle版のセール情報をTweetしてたので、思わず勢いで買ってしまった「ネオヒルズ族」与沢翼の『スーパーフリーエージェントスタイル 21世紀型ビジネスの成功条件』。まあセールで250円だったらいいかなー程度の気持ちだったの…

薄暗く湿ったあの場所の懐かしい匂い DyE「Fantasy」PV

DyEというフランスのアーティストのPV。いかにもフランスの人が好きそうな「ジャパニメーション」的なキャラクターデザインの短編アニメになっている。まあ詳しくは言わないから見てほしい。via. white-screen.jp真夜中のプールに忍び込むティーンエイジャー…

最近、ガンダム、ヒミズ、そしてサンシャイン牧場

実はまだXbox 360を買い換えていない。あれからずっと壊れたままだ。そしてPCは完全に沈黙し、まだiTunesのデータがバックアップできていないのに起動すらしなくなってしまった……前回エントリ時に忙しかった仕事はちょっと前に一段落ついて、そのときにとっ…

ゲームサイド休刊

先日、「ゲームサイド」が次号で休刊するという発表があった。 弊社 季刊誌「ゲームサイド」は、2010年7月3日発売の8月号(Vol.24)をもって しばらく休刊させていただくことになりました。1996年7月に誕生いたしました弊誌の前身「ユーズド・ゲームズ」以降…

『迷宮街クロニクル』(和風Wizardry純情派)の2巻が出る

続きはいつ出るのかと思ったら、4/15発売だそうですな。前巻が300ページだったのに対して今回は400ページ超ということで、加筆部分も大幅に増えている模様。 前巻読んでから自費出版バージョンの『和風Wizardry純情派』を引っ張り出してきて読み比べてみたん…

ハルヒ→春樹→ピンボール

上記更新のピンボール台の写真に至るまでの流れ。 思うところあって、今年の春先くらいからハルヒの原作のほうを立て続けに読んでいた。以前、アニメが放映される直前だったか放映中だったか忘れたけど、話題になってるみたいだしたまにはライトノベルでも読…

『和風Wizardry純情派』が商業出版で再生・『迷宮街クロニクル』

現代の京都を舞台にした、00年代版『隣り合わせの灰と青春』とも言えるウィザードリィ小説『和風Wizardry純情派』。もともとは、はてなダイアリー上で連載されていたWeb小説だったのだが*1、その後自費出版で単行本(上下巻)が刊行され、『迷宮街輪舞曲』と…

ゾルゲ市蔵『8bit年代記』

「GAME SIDE」になってからのゾルゲ市蔵の連載マンガはすごくいいなあ。今号も良かった。こんなふうな語り口で個人的ゲーム史を述べていくのって、なかなかない。田尻智『パックランドでつかまえて』は(タイトルからも伺えるように)青春小説的な語り口だっ…

『わにとかげぎす』と『チェリーナイツ』

古谷実『わにとかげぎす』の二巻を読んだんだが、主人公の同僚コンビ(頭が悪い奴と思い込みが激しい奴)がチープな犯罪に巻き込まれてものすごいスピードで酷いことになっていく展開が戸梶圭太の小説みたいでえらい面白かった。主人公側のエピソードよりも…

クロスオーバーもの

T君と呑んでたときに話題にのぼったんだけど、クロスオーバーものってのはなんであんなに我々を興奮させるんだろうか。アメコミ話(『リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン』)の流れで出てきたんだけど、別にアメコミに限らず、別作品の…

memo_2006.09.13

ネットのガセネタ関連。こないだ言及したエヴァ劇場版続編フェイク画像のように手の込んだものではないが、ほぼ完璧に騙されたものがあった。確か2chゲーハー板のゲーム雑誌早売り情報スレが元のガセネタで(僕はそれをどこかのゲームニュースサイト経由で読…

『Make』日本版とPONG

近日創刊予定の『Make』日本版の内容見本PDFがオライリーのサイトで公開されていた(→http://www.oreilly.co.jp/books/4873112982/)。『Make』という雑誌は、なんていうのかなあ、テッキーとかギークの人向けの日曜大工マガジン……というところだろうか。オ…

康芳夫

いろいろ疑問の残る先日の亀田-ランダエタ戦だが、客席に康芳夫がいたって話をいろんなとこで見かけた。実際の試合は見てなかったので確認できなかったが、この話が本当だとしたら、今のこの亀田陣営バッシングとかも含めてぜんぶ康芳夫のシナリオどおりだっ…

まんぼうシール問題、自分なりに妥協点とかtipsとか

福岡県書店商業組合が7月1日から導入した「まんぼうシール」が話題になっている。 http://tenjinsite.jp/shoplifting/(まんぼうシールの趣旨) http://www.fjnano.com/silyoumei.htm(福岡県書店商業組合による説明) 書店での万引き防止のため、正規に購入…

昼ドラ『美しい罠』

先週で終わった『偽りの花園』(面白かった。上原さくらのナチュラルボーン毒婦っぷりと、終盤に登場した増田未亜の「女優」演技が最高だった。あと山田辰夫が毒まんじゅう食うところ)の後番組『美しい罠』の原作はカトリーヌ・アルレー『わらの女』だった…

のど奥深くまでゴートゥーDMC

一部で話題になっている若杉公徳のマンガ『デトロイト・メタル・シティ』一巻をやっと読んだ。どこ行っても売ってなくて難儀したのだが、売れているのだろうか。 過激なデスメタルバンド(?)「デトロイト・メタル・シティ(DMC)」のボーカル兼ギターのク…

『優雅で感傷的な日本野球』新装版

河出文庫の『優雅で感傷的な日本野球』新装版のカバーがファミコンの『ベースボール』に。優雅で感傷的な日本野球 〔新装新版〕 (河出文庫)作者: 高橋源一郎出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2006/06/03メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 36回この商品…

マンガレンタルにて

あいかわらず近所のツタヤのマンガレンタル(10冊一週間で490円)をガンガン利用してるわけですが、これちょっと大丈夫なのかなと思わないでもない。新古書店やマンガ喫茶よりも兇悪な気がするんだが。別に映画ソフトみたくレンタル専用商品で店側があらかじ…

『ライフキングの伝説』がやりたい

そういや、80年代中頃のファミコンブーム当時にゲーム好きだった文化人で、糸井重里とか鴻上尚二はゲーム制作の仕事に携わってたけど、いとうせいこうはなんでゲーム作らなかったんだろう。『ノーライフキング』とメガドラCMというゲーム関係のでかい仕事が…

最近のマンガさん

マンガっていえば、最近近所のTSUTAYAでマンガのレンタルが始まった。オープン記念なんだろうか、10冊借りると7泊8日で380円とたいへんお得なので、まとめて借りてきて読んでる。『特攻の拓』と『いちご100%』を5冊ずつだ。どちらも普通に面白いんだが、続…

松田ヒロミと火田七瀬

コンビニ向けの再編集廉価版コミックスで西岸良平の『ミステリアン』が売っていたので読んだ。高度な文明を持った惑星から地球へ、人類を観察するためにやってきたミステリアン=松田ヒロミ(地球年齢で二十歳)。高度な文明を持っているがゆえに、あらゆる“…

Boich「HOTEL」 / 前邑恭之介「CURE」、あとスピード問題

最近唸ったマンガの話。話題になっているというので、先々週号(かな? シマコーが表紙のやつ)のモーニングに掲載されたBoichの読み切り42ページ「HOTEL」を読んだ。おおー、SFだ。人類滅亡後の世界を、生物のDNAを保管した塔「HOTEL」の支配人であるAIの目…