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英文履歴書の履歴書のフォント選びは難しい

http://jibun.atmarkit.co.jp/lcareer01/rensai/e_resume04/e_resume01.html
 偽九工大無線部(http://www18.cds.ne.jp/~mjq/td/)より。英文で履歴書を書く際に、フォント選びには気を付けなさいよ、というお話。

しかし、読みやすさや美しさだけでフォントを選択するのは危険です。それは欧文フォントの多くが特定の文化や歴史を連想させるからです。つまりフォント選びにはそれぞれのフォントが持つ「connotation」(言外の意味)を考える必要があります。

 アルファベットを使わない言語を母語としている人間には、このあたりの感覚、暗黙知がわからないよね。

(前略)場合によっては致命的な事態を引き起こすこともあり得ます。例えば、最も古い書体であるブラックレター(Blackletter)体を、ドイツや第2次世界大戦中にドイツの占領下にあった国に見せる文書に使用することはタブーです。それはナチスがこの字体を使ってプロパガンダを広めた歴史があるからです。ブラックレター体を履歴書などのビジネス文書の本文に使う人はいないでしょうが、「カッコいい」と、フランス系企業向けの提案書の見出しに使おうとした日本人はいました。

 同様にサンセリフの傑作であるFuturaも使えない場合があります。これはFuturaがたまたまナチスドイツで生まれたためです。実際はナチスに嫌われていたフォントだったにもかかわらず、生まれた場所と時代が悪かったため、ユダヤ系の企業では使われないフォントだとのことです。

 Futuraがそんなふうに見られることがあるとは……。