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「長いしっぽ」が世界に革命を起こす long tailと検索エンジンマーケティング

http://internet.watch.impress.co.jp/www/column/kensaku/050304.htm

 long tailというのは簡単に言えば、多くの小さなニッチ市場がたくさん存在すれば、それは少数の巨大市場を凌駕することになるという考え方である。かつては非主流やアングラ、インディーズ系だった商品が、今ではベストセラーや大ヒット商品と肩を並べるほどのマーケットシェアを持つようになりつつある。

 long tailはインターネットの特性を生かしたマーケティング理論で、3つの基本的なコンセプトからなっている。


1. マスからニッチへのシフト。
2. 供給過多経済――要するに商品棚がいつも商品であふれているという状態で何が起きるか。
3. 数多くの小さなマーケットが集まると、巨大市場に成り得るということ。



 パレートの法則という言葉を知っているだろうか。「全商品の中のわずか20%の商品が、売上の80%を作り出す」という法則だ。別名「80対20の法則」「8:2の法則」とも呼ばれている。つまり商品のラインナップのうち売れるのは20%しかなく、残りの80%は売れない。しかし逆に売上ベースで見ると、全体の売上の80%は、売れた20%の製品がたたき出すという法則だ。

 ところがlong tailは、このパレートの法則を崩しつつある。売れないはずの80%の製品が、今や売れるようになってきているのだ。特にこの傾向は、倉庫に在庫を持つ必要のないデジタルコンテンツで顕著になりつつある。