NGM+その他の欲望

日々のサムシングについてのスクラップブック。

もう弾幕すら快楽じゃない自分へ

ukeru.jp: 虫姫さま ウルトラモード発狂クリア動画


 AC『虫姫さま』の超高難度の「ウルトラモード」クリア動画。いやもうね、なんだかわからないよあたしゃあ。笑うしかない。
 『虫姫さま』はどのモードでも私には難しすぎ、かつ個人的にはここ3年くらいのケイブSTGには難易度的にもモチベーション的にも趣味嗜好的にも、もうついていけないなあと感じていたのでほとんどやっていない。だってもう弾幕が張られた瞬間に、「避けよう」という意志がぜんぜんわかず「あーあーこわーい!」とストレスに感じてるんだもの。子どもか。
 そんなわけでケイブSTGはプレイするものじゃなく、冗談みたいな鬼弾幕をひょいひょいかわしていくすごい人のスーパープレイを見るためのものとして捉えている。ええとあれだ、「カルトQ」で自分のよく知らない分野がテーマの回を見てるようなもんだ。なんかよくわからないけれどすごいことだけはよくわかる、というような。これはこれでアリかなと思うのだが、どんどん先鋭化・進化/深化していく畸形のジャンルの流れから確実にふるい落とされてしまったのが少し寂しい気もする。
 でもSTG関係のサイトや掲示板を見てると、みんなごく普通に楽しんでるみたいだしなあ。私みたいな本当に下手なプレイヤーがここまで残っていたこと自体がおかしかったのかな。あーでも例えば、


OMEGA: 05/03/06 セイブの流れ・雷電

貰ったお礼にと、バガンと土星をセットで貸し、雷電プロジェクト(PS)を借りる。筐体へPS2を接続してプレ〜イ。


ムズイィィィィ( Д ) 。 ゚


のほほんと敵を落としていると、画面左隅から戦車が弾撃ってズドン
アイテムキャリアを落としてアイテム回収しに行くと、アイテムが避けて代わりに弾貰ってズドン
1面ボス弾幕を避けきれずズドン

こんなムズイゲームだったのか。シューティングって。1ボスからして一杯一杯なんですけど。
画面下だろうが速射、あたり判定のデカイ自機、アイテムは自機を避ける素敵軌道、ボムは着弾遅延、トドメに戻り復活と来た。敵一機一機に殺意が溢れてるwwwww。如何にケイブ彩京、他メーカーがSTGの理不尽さをツブしてきたか分かるなぁ。

 こういう発言を読むと、単純に「難しさ」では昔のSTGのほうがキツかったってのは確かだと思うし。家庭用ゲーム機のSTGでも昔のゲームのほうが難しかった。それも理不尽に。今でもたまにプレイしなおしてみて愕然とすることがある。
 じゃあなんなのだろう。やっぱ弾幕が個人的に苦手なのかな。シューティングゲームの本当の面白さはやっぱり弾を避けることじゃなくてガンガン撃つこと! だなんて『スターソルジャー バニシング・アース』取説の高橋名人みたいなことを言うつもりは毛頭ない。でも、『東方』シリーズのように「弾幕の美しさにこだわった」というコンセプトのゲームを遊んでても、あんまり「美しい」とは感じられないんだよね。スクリーンショットを見てると確かに綺麗だなと思うんだけど、実際にプレイしているとそんな余裕ないし。こわーいとしか感じられない! うわー弾がいっぱいでこわーい! 子どもだ。ていうか年くって諦めが早くなった。もう避けられる気がしない。避けられない! とちょっとでも思ったら即効で諦めてしまう。練習しようとも思わん! もう駄目だ!
 だからアリカさん、もし次世代機あたりに『虫姫さま』を移植するとしたら、またスーパープレイDVDもつけてください。ぼくはお酒でも呑みながらそれを見ていようとおもいます。