NGM+その他の欲望

日々のサムシングについてのスクラップブック。

最近のゲー!『NINJA GAIDEN』

 Xbox積みゲーを消化しようということで、『NINJA GAIDEN』を。おもしれえ!
 下手ゲーマーなので高難度のゲームは苦手なんだが(別に嫌いなわけじゃなくて、途中で挫けがちという意味で)、このゲームの難しさは好きなタイプの難しさだ。どこらへんがいいかというと、ザコ敵であろうと全力でプレイヤーキャラを殺しにかかってくる点。こいつらみんな殺る気マンマンだ! しかも、「ゲーム」が「プレイヤー」をゲームオーバーにさせようとして高難度にしているというシステム的なノリじゃなく、敵兵士という一存在がリュウ・ハヤブサという一存在に対して己の殺人スキル全てを使って挑んでいる、というリアリティがある。血の通った難度というか。
 もうちょっとうまくなればパターンというかルーチンっぽく敵を倒せるようになるんだろうが、今はもう、俺の操るリュウ・ハヤブサも常に全力で敵と戦っている。常に己の殺人スキルを総動員して。だから今、ここには「ザコ敵」などいない。目の前に現れるのは一人残らず殺しのプロか、血に飢えた獣だ。そのうち自分自身がゲームに慣れ、プレイヤーキャラの性能自体もゲームの進行にあわせてどんどんレベルアップするだろう。でも正直なところ、このままあまりうまくもならず性能強化もせず、いつもギリギリのところで命のやりとりをしていたいなあ、というのが今の感想。いいゲームだ。
 しかし『DOA2』のときにあまり乳揺れにばっかり注目してほしくないとか「アーティスト宣言」し、Xbox参入時には常に最高性能のハードで仕事をしたいと技術屋的な発言をし、かと思うと『DOAX』みたいなテレ東のゆるい深夜番組みたいなファンソフトで商売人魂を見せつけ、返す刀で本作みたいな、いかにも「硬派ゲーマーへの挑戦」みたいなソフトを出すTEAM NINJA/板垣氏の支離滅裂さというかエンターテイナーっぷりはいかしてる。ここ最近は意識して挑発的な発言をする「クリエイター」役の開発側の人があまり表に出てこないから、この人のインタビューはいつも楽しみだ。

NINJA GAIDEN

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