NGM+その他の欲望

日々のサムシングについてのスクラップブック。

HERE COMES THE JUDGE!

 予約していた『ジャッジメントシルバーソード リバースエディション』が到着した。プログラミングコンテスト受賞作品を製品化したワンダースワン用ゲームだ。ワンダースワン用ソフト、プログラミングコンテスト出品作品、少数生産、そしてジャンルは縦STGという、いかにも数寄者専用レアソフト化しそうなゲームで、実際、最初の販売時にはあっという間に予約完売してしまい、迷ってるうちに買い損ねた。
 今回めでたく再販の運びとなり、それなりに数もあるようなので、遊んでみたい人にはちゃんと行き渡るようになると思う。年内入荷予定分はすでに完売しているが、次回入荷分は以下のページで近日予約開始されるようだ。
・ゲーム・テレビゲーム・オンラインゲーム情報のGlep - ゲーム再販プロジェクト
 さて、肝心の中身のほうだけど、うん、これはすごく良質の暇つぶしゲームだ。誤解される前にあわてて付け加えると、「暇つぶしゲーム」という表現はかなり肯定的な意味で使っている。携帯ゲーム機で短時間に集中的に楽しむというプレイスタイルに特化されたゲームだということだ。
 ゲームの展開はかなり高速。1ステージがだいたい15秒〜30秒で終わり、一定ステージごとにボス戦がある。スワンの方向ボタンの扱いづらさもあってゲーム難度はそれなりに高くなっているが、破壊した敵の数に応じて頻繁に1UPアイテムが出るので、難しさにストレスを感じる前になんとか次へと進める。さらに、全プレイを通しての累積スコアに応じてオプション項目が増えていくので(何せ最初はゲーム中のポーズさえできないほど素の状態で始まる)、けっこう末永く遊べそうだ。
 とにかく、短いステージの連続はかなり気持ちいい。多くの場合、出てくる敵機をすべて破壊するとステージクリアとなるため、(変な例えだが)ハイスピードで提出される問題にどんどん答えていくような快感がある。『大人のDSトレーニング』の単純計算100問に回答している最中のような快感だ。
 購入特典でついてきたCD-ROMに、本作の続編『カーディナルシンズ』*1のプレイムービーが収録されていたので見たが、そっちのほうではより意識的に、各ステージが「問題」になっているようだ。映像を見ただけの印象だが、『メイド・イン・ワリオ』の設計思想をSTGに落とし込んだらこうなるんじゃないかな、と思った。
 なんにせよ、いい買い物だった。DSやGBAに比べてスワンはやたらと軽いし、しばらくはこれを持って歩くことにしよう。ところで、白黒液晶の初代スワンは『グンペイ』専用機として持っているものの、カラー液晶のスワンクリスタルを触るのは今回が初めてだ(ソフトとセットで買った)。なんか初代よりもいっそう「おもちゃ」っぽい質感なんだね。そして軽い! PSPとかNDSとか、最近の携帯ゲームに慣れてしまっているとびっくりする。シルバーソード専用機にしとくのももったいないので、移植されたFFとかサガでも見つけてくるかな。あと、何かスワンでやっとくべきゲームのガイドみたいのを探すか。

*1:フリーで公開されているが(http://members2.jcom.home.ne.jp/jss2/recycle.htm)、ワンダーウィッチプレイヤーがないと遊べない。