NGM+その他の欲望

日々のサムシングについてのスクラップブック。

FPSに関する個人的昔話

 こないだ『シリアス・サム』のことを書いたが、どうして廉価版を買ったかといえば、ソフトを持っていなかったからだ(まあ当たり前だが)。『シリアス・サム』発売時はWinマシンを持ってなくて、FPSなどのPC用ゲームはもっぱらネットカフェでプレイしていた。2001年か2002年頃のことだ。
 当時、「韓国には『PC房』ってものがあって、あっちのゲームファンは主にそこでゲームをプレイするらしい」「高性能PCがずらりと用意され、専用線でネットに常時接続されていて、安価で長時間対戦プレイでできるらしい」っていうような情報が入ってきていた。で、なんかITベンチャー系の企業なんかが、韓国をモデルにした「日本版PC房」みたいなPCゲーム専用のネットカフェをぽつぽつと出店し始めていた。
 Macでは最新のゲームなんてさっぱり出ないし、4年越しくらいで使っていた33.6Kbpsモデムでのネット接続環境からやっとFLETS ISDNになったくらいの時期のこと。時間つぶしに入った街中のネットカフェでのPCゲーム環境ってのは、なんつうかぜんぜん別世界のようで、ちょっと興奮したのを覚えている。あれは確か、渋谷の東急ハンズの近くにあった「Nesta」って店だったか。マンガ喫茶で一時間潰すよりかは割高だったけど、それなりに客は入っていたと思う。でもNestaってもう閉店しちゃったんだよな、確か。
 で、そんな時期に初代『シリアス・サム』と、あとこれも前(http://d.hatena.ne.jp/msrkb/20050607/ut)に書いた『Unreal Tournament』を延々プレイしていたわけだ。だから僕にとってFPSというゲームジャンルはこの二作が無意識の評価基準になっているかもしれない。
 意識的にプレイするようになったのはこの二作だが、では生まれて初めてプレイしたFPSってなんだったかというと……具体的なタイトルは忘れてしまったけど、たぶん『Duke Nukem』シリーズのどれかだったと思う。「Mac Fan Beginners」の付録CD-ROMに入っていた体験版だ。もしかしたら『Duke Nukem』ではなく『Marathon』シリーズだったかもしれないが。案の定、マウスとキーボードでの操作になかなか慣れることができず、最初はWASDではなく矢印キーを使っていた。今思うと、えらく窮屈な姿勢でプレイしていたのだな。
 なんとなく思い出したので、メモしておいた。