NGM+その他の欲望

日々のサムシングについてのスクラップブック。

『ライフキングの伝説』がやりたい

 そういや、80年代中頃のファミコンブーム当時にゲーム好きだった文化人で、糸井重里とか鴻上尚二はゲーム制作の仕事に携わってたけど、いとうせいこうはなんでゲーム作らなかったんだろう。『ノーライフキング』とメガドラCMというゲーム関係のでかい仕事があったのに、どこからも声がかからなかったんだろうか(あるいは本人的にそこまでビデオゲームに拘りがあるわけじゃなかったのか)。『ワールズ・エンド・ガーデン』なんか、グラスホッパーマニュファクチュアというか須田剛一のゲームのシナリオにぴったりだと思うんだけど。
 ところで『ワールズ・エンド・ガーデン』は小説としての完成度とかそういうのは措いといても、異様な熱気を孕んだ傑作だと思う。古本屋で見つけてきて読んだのは一、二年前なんだが、これを刊行当時(1991年)に読んでたら、たぶん直撃してしばらく熱気にあてられてただろうな。蠅の食事の場面は夢に見そうだ。

ワールズ・エンド・ガーデン (新潮文庫)

ワールズ・エンド・ガーデン (新潮文庫)