NGM+その他の欲望

日々のサムシングについてのスクラップブック。

ファンシー肉玉:『LocoRoco』体験版

 熱い。暑いっていうか熱い。PCおよびゲーム部屋の温度はここんところ常に30度。扇風機をまわして対処してるけど、つらいよ……。
 まあそれはともかくとして、PSP『LocoRoco』の体験版を遊んでみた。
 バーバパパのような、ファンシーかつちょっと気持ち悪いところもあるキャッチなーグラフィックを見て以来、たとえゲーム的にアレでも買おうと思ってたんだが、体験版を遊んでみたところゲームとしてもなかなか楽しい。あー、楽しいんだが、人には勧めづらいかも。いやね、これけっこうイラッとくるゲームなんですよ。たいへんかわいらしい見た目に惹かれて遊んでみると、わりとゴツゴツした手触りのゲームだったりして。磨いて角を取って遊びやすく……という意思は、体験版を遊んだ限りではわりと希薄かも。まあ体験版なので、製品ではもっと調整されているのかもしれないけど、これを体験版としてばらまくのは果たして吉と出るか凶と出るか……。
 L/Rボタンで画面を傾けてプレイヤーキャラを転がすという*1特殊操作系アクションゲームなんだが、意外にもステージ構成は初期『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』シリーズに近い。トランポリンや壊せる床などのギミックがあって縦方向にも広がりがある横スクロールのステージ。そこをぶにょぶにょしたプレイヤーキャラがのったりくったり進んでいくわけでソニックと違って爽快感はほとんどなく、地形にひっかかって微妙に進めなくなったりして、ジャンプと傾けを小刻みに駆使して進めていくところがもどかしい。もどかしいんだが、個人的にはこれが妙にツボに入った。なんか広告に出てくる人みたいな表現で恐縮だが、L/Rボタンを押しながらPSPも一緒に傾け、さらに身体まで思わず傾けながらプレイしていた。
 イラッとはするんだけど、かわいらしいグラフィックとBGMがそれを中和してくれる。とにかくプレイヤーキャラ・ロコロコの愛らしさ(そしてよく考えると不気味なところ)はすごい。このタイプのゲームキャラとしてはカービィに並ぶ完成度だ。なにがすごいって、ぶよんぶよんと移動しながら、子供みたいな声で歌ってるんだよこいつ。クラッとくるね。分裂して小さなロコロコの群体になると、その一体一体が歌ってる。もう一度ボタンを押して合体しようとすると、「おーいおーい!」とお互いに呼び合って集まってくるし。分裂したロコロコたちが歯車の隙間に押し込められて移動するところなんか、プリン工場とかカマボコ工場のラインを見ているようで、かわいいんだか気持ち悪いんだかよくわからない気分になってくる。すごい。
 とまあ個人的にはたいへんツボだったので発売日にばっちり購入予定。

LocoRoco(ロコロコ)

LocoRoco(ロコロコ)

 最近はPSPでも、このソフトや『極魔界村』『Every Extend Extra』など、自分的にやりたいゲームが増えてきていい感じだ。そういえば『煉獄弐』も気になる。

*1:操作系としては『キャメルトライ』SFC版なんだけど、感覚的には『スーパーモンキーボール』に近いかなと思った。