NGM+その他の欲望

日々のサムシングについてのスクラップブック。

ドラマに出てくるゲーム開発者

 うちはけっこう長時間テレビを見ているほうだと思うんだけど、そのほとんどがCSで放映している海外ドラマに費やされている。いやー『グレイズ・アナトミー』は毎回ヒキがうまいし、『ソプラノズ』は何度見ても味わい深く面白いし、『ハイッ! こちらIT課』はそのうちDVDを買ってもいいと思っているし(第2シーズンのDVDは出ないの?)、ほんと海外ドラマは面白い。スカパーとWOWOWに契約してからというもの、中学生のときに『ヒル・ストリート・ブルース』と『L.A. LAW/七人の弁護士』にハマって以来の熱心さでドラマを見ている。
 で、妻の人が見ているのを横目でたまに見ているくらいではあるんだけど、『恋するブライアン』という、『男女七人夏物語』的な三十台男女の恋愛群像劇がある。このドラマの主人公とその友人がビデオゲームの開発者という設定で、Xbox360向けのゲームを開発していて、大手パブリッシャーと契約するためにいろいろ苦労する、というのがサブストーリーとして絡んできたりするのが、あちらのビデオゲーム市場のイケイケっぷりを反映してるのかなーと思ったり。なんか景気良さそうで面白そうな職業の人がドラマに出てくるってのは定番だしなー、と。
 例によってドラマ中に出てくるゲームは、究極の自由とかそういうフレーズで表現されるなんだかよくわかんない内容のうえにグラフィックは旧Xbox世代のものに見えたり、主人公のブライアンは開発者であるにもかかわらずレースゲームをプレイすると盛大に身体が動いたりしてるんでナニな感じですが。でも自社のゲームの宣伝のためにGameTrailers.comみたいなWeb媒体のゲームサイトのビデオインタビューに出演して、皮肉交じりの質問ばかりなのに抗議したら「このゲームはどうしようもないクソだ! 取り上げられるだけでも感謝しろ!」とキレられたりとか、けっこう見所はある*1
 日本のドラマで、主人公がゲームの開発者という設定のものって、最近は何かあるかな? 知ってる&思い出せる範囲内では、『あなただけ見えない』*2三上博史がそうだったけど、あの設定ってほんと序盤にちょっと出てくるだけですぐに忘れられてたしな。

*1:とはいえこれはあくまでサブストーリーで、ドラマ自体はごくごく普通の恋愛劇なので、こっちのほうをあまり期待して見ないように。

*2:吉田栄作の『もう誰も愛さない』に続いて制作された吉本昌弘脚本の「ジェットコースタードラマ」。多重人格者の三上博史をめぐって小泉今日子本木雅弘相楽晴子などがあっち行ったりこっち行ったり殺しあったりする。三上の多重人格設定は同時期に公開されたデ・パルマの『レイジング・ケイン』を多分に意識しているんだが、女性の人格が現れるときの演技など、全体的にはっちゃけててとても楽しそうにやってるなーという印象。でもお話はしっちゃかめっちゃかなので、今改めて見返す必要はないと思う。俺はこないだCSで再放送してたの全部見たけど。