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NGM+その他の欲望

Nightcap Gamer's Memopad, そしてその他諸々についてのサムシング。

『とらドラ!』を4話まで見ました



 わたくしアニメにはとんと疎くてですね、いや確かにカラオケの持ち歌は懐かしのアニメソングばかりなんですが、同時代的なTVアニメの知識は95〜98年くらいに限定されているんですね。ぶっちゃけエヴァナデシコウテナlainくらいなわけです。ただ、巡回しているサイトですとか、あと職業柄(嘘)周囲にアニメ好きの人が多く、今何が話題になっているのかという情報は入ってくるんですね。でも私は表層的な理解しかしておりませんので、だいぶ間違っていることが多いです。以前某氏がBlogで『乃木坂春香の秘密』を評してエロアニメだと書いていたことがありまして、それを読んだ私は、あの作品にはさすがにエロアニメと呼べるほどのエロはないと思うのだが、これはいつもの氏一流のレトリック、深く読み込んだ後に独特の視点で再構築した見解なのだろうなと理解していたのですが、そうじゃなくって私が『乃木坂春香の秘密』と同時期にアニメ化された『薬師寺涼子の怪奇事件簿』を混同していただけでした。タイトルが「三文字苗字+二文字名前+の」だというところしか似ていませんが、つまりそれくらいナニだということです。
 そんなわたくしですが、周期的に「今のアニメの話題作を見よう」と思い立つことがありまして、周囲の人にアドバイスを請い、DVDを借りてきて集中的に見ることがあります。で、この年末から年明けにかけて、久々にそれをやろうと思っていまして、『とらドラ!』『けいおん!』『DARKER THAN BLACK 黒の契約者』あたりを見てみようかと計画しました。「今のアニメ」というほど新しくはないですかね。
 さて、とりあえず『とらドラ!』DVDを2巻まで借りてきて視聴したのですが、正直なところピンときませんでした。うーん、ラブコメなんだね、という感想以前の状況把握に留まっています。あとですね、主人公男子が料理を始め家事が得意ということで、ははーんこれは擬似家族ものだな、という気はしました(過去エントリ エロゲの食事シーン 参照)。いずれにせよ表層的なアレですね。表層的といえば、この作品に関してネットで得た事前知識は「盛るぜー超盛るぜー」くらいしかありません。ついでに言えば「盛るぜー超盛るぜー」は文字ベースで得た知識なので、「さかるぜー超さかるぜー」とアグレッシブに発情を宣言しているのだと、最初の頃は思っていました。
 そんなわけで、4話まで見たけど今ひとつピンとこない旨をTwitterに書いたところ、複数の方が「もう少し我慢して見ると面白くなるから耐えて!」とほぼ同内容のことを返信してくれたのでちょっと驚きました。さらにこの作品を直接薦めてくれた人にもピンとこない旨を言ったところ、やはりちょっと耐えろと言うのです。どれくらいから面白くなるのかは、人によって「6話から」「11話から」「2クール目突入後」とどんどん敷居が高くなっていったので正直「えー!」と思ったのですが、なにせわたくしは普段ジェリー・ブラッカイマー製作のハリウッド映画かTV局製作の日本映画しか見ませんので、物語開幕5分で車が10台くらい爆発炎上したり、夢や希望や愛の大切さなどの作品テーマを説明する台詞に感動的な音楽が被さるとかしてくれないと最後まで見ることができない堕落した消費社会の豚なのです。ブヒッゲフー。というようなことをまたTwitterに書くと、間髪入れずにid:atoz氏が「豚過ぎる!」と罵倒するので泣きそうになりました(豚のような悲鳴を上げました)。豚過ぎる!……Too swine……すごいフレーズで気に入ったので、これから積極的に使っていきたいと思いました。具体的には、はてなブックマークのタグとして使うことでブクマ先の人にダメージを与えるのです。ブフー。
 まあそれはともかく。見た人が「これから面白くなるからちょっと我慢して」と口を揃える、というようなポテンシャルを持つ作品だというのはよくわかりましたので、続きも見てみようと思いました。もしも途中で挫折したら、アニメ評論系サイトの感想文を流し読みしてキーワードを抽出し、それを巧みに織り込みながらさもそれらしいことを蕩々とまくしたてていっぱしの批評家気取りをいたします。よろしいですか、自分で言うのもなんですが、わたくしはそういう行為がとても得意なんですよ……!(エア眼鏡を中指でクイッと押し上げながら)。あなたがたがわたくしのその行為を見破る術はただ一つ、それらしいことを言っているとき、片方の口の端が徐々につり上がり、やがてそれが歪んだ邪悪な笑みとなる……それを見逃すな、ということだけです……見逃しようがないかもしれませんが……わたくしがそのような邪な笑みを浮かべましたら、「豚過ぎる!」「Too swine!」と罵っていただければ、と思います。それが、年を重ねてどす黒くなってしまった私の心に残ったわずか1ピクセルばかりの白い部分、良心が発する最期のお願いなのです。願わくは、その白い1ピクセルがドット落ちで常時点灯したままでありますように。