NGM+その他の欲望

日々のサムシングについてのスクラップブック。

最近、ガンダム、ヒミズ、そしてサンシャイン牧場

 実はまだXbox 360を買い換えていない。あれからずっと壊れたままだ。そしてPCは完全に沈黙し、まだiTunesのデータがバックアップできていないのに起動すらしなくなってしまった……前回エントリ時に忙しかった仕事はちょっと前に一段落ついて、そのときにとっとと買い換えとけばよかったのだろうが、あまりにも疲れていたものだから、『逆襲のシャア』のDVDを借りてきて3回ほど見て、小学生か中学生のときに見て以来だったのだが今見るとめちゃくちゃ面白く、ほんと最高で、登場キャラクター全員が「絶対に、かっこいい退場の仕方はさせない」という御大の異様な情念の前に一人またひとりと斃れていく様は、異様な感動を呼び起こしたのだ(俺に)、日本で一番売れているキャラクターコンテンツの生みの親とも言うべき人がこんなにも困難な人物だというのは、やっぱりなんというか、凄まじいことよなあ、と心の底から感動し、ちょうど『ガンダムUC』第二話がPSNで配信開始されたのでそれも見て、ああこの作品は、すごく上等な二次創作というか、(いやこの言い方はちょっとよくないか)、なんというんですかアレ、後世の作家が有名なフィクションの登場人物や歴史上の人物をクロスオーバーさせて物語を紡ぐというテの作品に通じるワクワク感というか、まあなんていうか偽史ものとしてすごい綺麗にまとめようという意志がすごいいいよね、偽史でしか語れない真実の物語というのも、あるよね……(あるのかな……)というね、まあそんなことを思いつつ、フル・フロンタル池田秀一をキャストした時点でホームランというか、あんな露骨に批評的なキャラクターというものなんかすごいよね、それでWOWOWではガンダム祭りだったので、初代の映画版三部作を仕事から帰ってきたら妻と一緒に見たりして、そして休日は、去年の今頃買い足したものの組み立てずに放置していた本棚を一念発起してとうとう組み立て、溢れていた本を収めつつ、古谷実ヒミズ』を読み返したりしているうちに夜になってしまうのだったが、今読むとこの作品は、絶対的なヴィランを探して彷徨うものの叶えられないバットマンの物語だったのだなあ、という気がしてきた、バットマンだから狂気の淵にいるわけだ、まあこの感想は直前に、復刊された『アーカムアサイラム』を読んでいたからっていうだけの牽強付会、単純な連想ではあるんだけど、でも2巻以降で頭おかしい怪人たちが入れ替わり立ち替わり登場しては退場していくとこ、新しいヴィラン登場! ババーン! な感じあるよね、これ以降の古谷実のマンガってわりとみんなそんな感じだけど、ほんとヴィランって感じだ、『ヒメアノ〜ル』の森田はすごくよかったよね、あのマンガ、すごく歪だけど、でも……なんていうことをしているうちに休日は終わり、そして次の仕事が忙しくなって、本日現在まだ360もPCも買い換えていないのだった(説明終了)。


 さて話はまったく変わるが、うちの妻は未だに「サンシャイン牧場」と「サンシャイン深海」をやってる。自分でももう何が面白いのかわからないらしいのだが、なかなか惰性が抜けないらしい。で、しばらくプレイしていない友だちを呼び戻すとボーナスアイテムなんかがもらえるというので、ときどき、無理矢理プレイさせられる。なんだよー、めんどくせーよー、と思うんだが、しかしたまにプレイすると、ものすごく素っ頓狂というか、大陸的な、大らかな乱暴さとでもいうべきものが垣間見えるイベントをやっていたりして、そこが妙に魅力的だ。今年のエイプリルフールの山火事ネタは本当に素晴らしくてゲラゲラ笑った。
 というわけで、たまに変なイベントがあるとスクリーンショットを撮っている。これは5月くらいに「深海」のほうでやってたメキシコ湾原油流出イベント。




 不謹慎とかそういうつまんない基準を超越して、「いいね!」としか言えない、無意識過剰な感じがいいね!
 こないだ「牧場」のほうに行ったら、イベント農作物で鶏の丸焼きやコーンポタージュが植えられていた。この時点でもう何がなにやらだが、これらのイベント農作物(ていうか食べ物)にも通常農作物と同じように毛虫を投入できるもんだから、なんかすごい絵ヅラになっていたのだ。





 うん。何も言うまい。特に落ちはない。