NGM+その他の欲望

日々のサムシングについてのスクラップブック。

有楽町でいろいろ

昼から出かける。10月も半ばというのに蒸し暑い。有楽町のよみうりホールで「よってたかって秋落語」。最近落語づいてる妻に誘われてやって来た。演目は入船亭辰じん「金明竹」、春風亭一之輔「粗忽の釘」、柳家喬太郎「うどん屋」、春風亭百栄「あの姉妹」、三遊亭白鳥「砂漠のバー 止まり木」。一之輔と喬太郎が面白かった。特に喬太郎の噺は、枕でも食い物についてやたら印象的なエピソードを語ってたのでえらく腹が鳴った(昼一で始まるイベントで、昼飯を食べずに見ていたのだ)。
終わると4時過ぎ。遅い昼食、というか結局早い夕食になってしまったが、インデアンカレーで大盛り卵を。大阪を中心に展開しているカレースタンドのチェーンで、東京では丸の内店のみ(国際フォーラム前の東京ビルTOKIA地下1階)。ここのカレー、見た目はちょっと濃厚な普通の欧風カレーなんだが、味が独特。口に入れると、最初は甘みがぶわっと広がり、一拍おいて辛みが底から立ち上ってくるのだ。半年に一回くらい、猛烈に食べたくなる。前回来たのは、震災翌週の平日昼過ぎだった。まだ混乱していた時期だったからやっているかどうか心配だったが普通に営業していて、そこでこのカレーを食べてホッとしたのを覚えている。私自身の生活は、このカレーを食べて会社に向かってからしばらくの間、それなりに大変な状況になったりもしたのだが。
食事を済ませてからヨドバシカメラに戻り(同じ読売会館なわけなので)、iPhone 4S契約の行列を眺め、PS Vita予約開始の呼び込みを横目にマッサージチェアを見る。妻が首を痛めて肩凝りがひどくなったのもあって、前々から「あればいいな」と漠然と思っていたのをもう少しだけ本格的に検討しようかということになって来てみたのだが、うーん、自分が想定していたのよりもずっと高いね! まあそうだよなー。これなんかあまりマッサージチェアっぽくないカジュアルなデザインでいいよねと思ってたミドルクラスのやつを試して、うんなかなかいいねと思い、他にも安い価格帯のをいろいろ試したが安いのはやっぱそれなりというか、機械然とした揉み方でぶっちゃけ痛い。それで最後に、えらくゴツいデザインの最高級モデル(ふくらはぎ揉み機能付のオットマンを出してリクライニングして、さらに大きなアームレストに腕を突っ込むことができて、ほとんど巨大ロボットのコクピットというか、どう見てもエントリープラグとかその類)を「まあこんなのは置けないよねー」と半笑いで試したのだが……段違いに良かった……なかなかいいと思ってたミドルクラスのやつはこれに比べれば玩具……マッサージというか、身体全体が蠕動する柔らかい壁に押し込まれているような気分になった(どんな表現だ)。ソフトマシーン……そして想像したのは、『ファイナル・デスティネーション』シリーズだったら俺はこれ使ってる最中に機械が暴走して全身の骨をバキバキと砕かれるだろうな(しかもゆっくりと)、ってことだった。怖い。いやすごい気持ちよかったのだが。とにかく最新のマッサージチェアの技術はすごいし見た目は一昔前のSFガジェットみたいなので、興味ない方も一度試してみるといいと思いました。
夜になったのでデンジャラスタウン錦糸町を少し散歩してあいかわらず不気味で悪の塔じみているスカイツリーを拝み、帰宅。泡盛飲みながら洋ドラと秋の新作アニメの録画をだらだら見てたら眠くなってきたので寝る。