NGM+その他の欲望

日々のサムシングについてのスクラップブック。

『恐竜・怪鳥の伝説』がYouTubeにあった!

幼い頃に見た個人的トラウマ映画の一本、東映の『恐竜・怪鳥の伝説』がYouTubeで公式配信されてた! うわあ! 戦隊もの映画を公式配信しているのは知っていたが、こういうのも配信してたのかー。



『恐竜・怪鳥の伝説』は、『ジョーズ』以降のいわゆる動物パニック映画ブームの流れで制作された一本。タイトルどおり恐竜(正確には首長竜と翼竜だが)が現代に甦って大変なことになるというお話で、幼い頃の僕はケイブンシャ『世界の怪獣大百科』*1でタイトルと粗筋、一枚のスチルのみ知っていた。
で、確か小学3、4年生の頃だったと思うが、夏休みに東京在住の親戚の家にしばらく遊びに来ていて、テレビ放映していたのを見たのだった。夏休み子供劇場的な、午前中の番組だったと思う(しかしこの映画の内容的に子供劇場枠で放映するのは適当じゃない気もするので、違う時間帯だったのかも)。普通に怪獣映画だと思って見てたらパニック映画的恐怖演出・ゴア描写が思いの外きつくて(その当時の自分には)、特に女性が湖でプレシオサウルスに下半身を喰われてしまうとこ、その屍体の断面の描写が軽くトラウマになってしまい、学校の給食でウィンナーが入った野菜スープが出てくるたびに思い出して吐き気がしたものだ。あと、湖畔でライブをやってたら翼竜が襲ってきて阿鼻叫喚→最後に大爆発のシーンとか。ラストシーンの「わたーしはーだれー」というメインテーマをバックに、大爆発した富士山から流れ出るマグマから逃れようと必死の主人公たち→唐突にエンド、というのも妙に印象に残っている。
……以上は今すべて記憶で書いているので、細かいところは違っているかもしれない。今日は雨が激しいので、このエントリをUPしたら見ることにします。

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【追記】というわけで見た! 思ってた以上に怪獣映画だった……あとクライマックスで大爆発するシーンはライブしてたわけじゃなかったですね(ライブは前半に別のシーンであった)。ランフォリンクスが襲ってきたのでパニクって山積みした爆雷の近くで猟銃乱射して大爆発、というシーンだった。あと、ラストシーンで「わたーしはーだれー おまーえはーだれー」というメインテーマ(「遠い血の伝説」作詞:山川啓介、作曲:八木正生、歌:宮長永一(紫)/この映画にはもったいないくらいの名曲!)は流れてなかったよ……でも、マグマから逃れようとして必死→唐突にエンドという流れは記憶どおりだった。そして今見ると、音楽も相まってラスト3分は妙にエモーショナルだった。EMOい。


*1:リンク先に詳しいが、この『世界の怪獣大百科』は狂った本だった。ゴジラガメラなど東宝大映製有名特撮映画の怪獣のみならず、古今東西の映画に出てくる怪獣・怪人を紹介しているのだ。日本未公開映画も遠慮会釈なくバンバン紹介してる。あといわゆる怪獣・怪人じゃないだろうという作品まで紹介しているので、小学一年生なのに『虹男』とか『犬神の悪霊』とか知ってる厭な子供になってしまった。映画だけじゃなくアニメ、マンガ、小説、さらには神話に登場するモンスターまで紹介するという内容で、この本で学んだ知識は今でもかなり生きている。本がバラバラになってガムテープで補強するほど読み込んだが、いつの間にかどこかにいってしまった。そのうちどこかで買い直そうと思っている。