6月中に梅雨明け宣言が出るのはとても珍しいんだそうだが、確かに今年はぜんぜん降らなかったな。そしてここ数日は異様に風が強い。暑いのは嫌いだが、去年は仕事の関係でろくに出かけることもなくたいへん精神衛生上良くなかったので、今年はなるべく外に出かけるようにしよう。特に目的がなくても。こないだ41歳になりました。
ルパン三世 PART V
『ルパン三世 PART V』第3話まで一気に見たが、ちょっと意表をつくような面白さでびっくりした。SNSやダークウェブ、仮想通貨などの今日的題材をがっつり取り入れながら、原作も含めた過去作への目配せと共にルパンというキャラクターの本質を改めて定義せんとするド直球の試み。痺れる。
あと、次元が接近戦時にC.A.Rシステム*1風の構えを見せるとかの “俺が考えた最高にカッコいい二次創作のネタ” 的なのをガンガンブッこむとことかも最高。2話終盤から3話のSNSとダークウェブネタからイーストウッド『ガントレット』『ダーティーハリー5』みたいな話にスルッと変化したうえでモンキー・パンチ原作流れ具流八郎(というか大和屋竺)テイストなナンセンスハードボイルドスリラー展開になるのも控え目に言って最高。そんでエンディングテーマが曲も映像もそこだけ昭和みたいなのも最高だ。この先の展開も楽しみ。
Oui Oui「Thinkin' bout you」
Oui Ouiって人?グループ?の「Thinkin' bout you」MVが謎すぎる。4:3アスペクトでノイズ混じりな画面、点描の夜景の描きかた、丸ゴシック書体の歌詞字幕、前髪重くて鼻影が横にあってクチの小さいキャラ。VHSで録った90年代日本アニメ風味満載なんだけど…? しかも超いい曲。https://t.co/rc6MS3srHN
— 寺本秀雄 Hideo Teramoto (@spinn) 2018年3月17日
寺本秀雄氏のTweetで知って聴いてみたのだが、あーこれはなんかいい。なんていうか、ある時代のアニメのエンディングテーマっぽい感じ、アトモスフィアーがある。このアトモスフィアーは、もうなんていうか「ある」としか言えないやつで、ぶっちゃけ「Emoい」と言うのとほとんど変わらないようなもんなんだが、まあエモだ。
ところで『ブギーポップは笑わない』が再アニメ化ということで、2000年の前回アニメ化時のことを思い出す人も散見された。そんでみんなだいたい言うけど、前回アニメ版のオープニング(スガシカオ「夕立ち」)は、映像の感じも相まって最高にエンディングテーマっぽい感じで良かったよね。オープニングなんだけど、エンディングだとしか思えないアレがある。アレとはつまりアトモスフィアーなんだが。
なんかこうね、「アニメのエンディングテーマっぽい感じ」というのは、ある一定の年齢層に刺さる気がするんだよな。いろいろ探ってみたい。
VtuberでASMR動画
これはたぶん当たると思う予言なんだけど、今年中にVtuberでASMR動画やるブームくるよ。というかASMR専門Vtuberが出てくる。催眠音声じゃなくASMRのほうでね。
— MSRkb (@msrkb) 2018年3月16日
これ、自分で言うのもなんだけど高確率で当たると思うので、当たったら予言の証拠として提示できるようにBlogにも残しておく。Twitterに書いたのは2018年3月17日。当たったらなんかほしい。
JAEPO 2018
JAEPOに行ってきたので個人的に気になったところをざっとメモ。
バンダイナムコエンターテインメントの隣にバンダイナムコテクニカという会社のブースがあって、知らなかったので調べたら昨年4月に設立されたアーケード機器の保守などの会社だった。ほほう、セガグループでのセガ・ロジスティクスサービス的位置付けなのかなと思ったが、その他に他社製アーケード機器の仕入れと販売もやっていて、今回のJAEPOではそちらのほうでの出展だった。昨年2月のJAEPOではバンナムブースの隅のほうで米Raw Thrills社の製品がいくつか展示されてて(そしてたぶんユージーン・ジャーヴィスらしき人も見かけた)、たぶんそれ関係のセクションが独立、合流したということなんだろう。
というわけで、このバンダイナムコテクニカブースにはRaw Thrillsなどの海外メーカーの製品がいくつか参考出展されてた。筐体デザインのテイストが日本メーカーとはまた違ってある種の情緒があるな。あとリデンプション機というのかな、あのチケットを吐き出す機械が展示されてた。
リデンプションは英語にすると「redemption」で買い戻し、質受け、償還などと日本語訳されるようです。
これだけだとなんのコッチャサッパリわからないと思いますが、簡単に説明すると、現在の日本のメダル機は、メダルもしくは現金を入れると、メダルが出てきます。それに対して、リデンプションがOKになると、メダルの代わりにチケットを払い出すことができます。
そして、店舗内に景品交換所があり、チケットの枚数に応じて景品が貰える仕組み。
(中略)
この仕組自体は、日本以外の国では割りと一般的で、中国やアメリカのゲームセンターと呼ばれるスポットではメジャーな存在です。
風営法の関係でまだ日本では導入できないわけであくまで参考出展だけど、あれなんかいいね。トランスルーセントでLEDキラキラでナムコキャラがちりばめられたやつとかもあって、意味もなく部屋に置くために欲しくなってしまった。
あと、懐かしのというかなんというか、アプリでほんのいっとき超話題になって消えた『Flappy Bird』の……まあなんというかインスパイアというかフォロワーというか、まあ端的に言ってクローンゲームが置いてあって、これもリデンプション対応なんだろうけど、まあそういうのには合うだろうなと思った。
バンナムテクニカの話が長くなったが、その他にはタイトーブースで例のリアル『PONG』を遊んできた。まあおしゃれな筐体だったな。ただ、筐体の高さはもうちょっとあったほうがいいと思った。かつてのテーブル筐体くらいの高さなら飲食店のテーブルにできる気がする。あと、近くで見るとバーとボールの作りがちょっとチャチなのが気になった。
あと、この時代に新開発基板でリリースということで話題を集めてる『アカとブルー』もプレイしたよ。アプリ版のときに、面白いとは思うけど物理スティックとボタンで遊ばせてくれと思ってたので、これで完成の感があった。
でかいとこだと、セガの『Fate/Grand Order』とスクエニの『星と翼のパラドクス』がやはり目立っていたし、ビッグタイトルらしいお祭り感がある展示で良かったな。特に『星と翼のパラドクス』のブースでは、どんどん写真撮ってSNSに流してねという看板があって、時代だなと思った。今でも割と写真撮影禁止表示が多いAM系のショーでは珍しい。