NGM+その他の欲望

日々のサムシングについてのスクラップブック。

TGS2003の感想(ゆるーく)

 ニュースとかは各種ニュースサイトを見ればOKなので、ゆるーく感想などを。もう目新しい話題でもないので。

EYE-TOY

 SCEブースはEYE-TOYを強烈プッシュ。たぶん今年のTGS全体でもっとも成功したプレゼン。というか、あそこだけTGSとは違う雰囲気だった。一部の層にフォーカスして売り込むのではなく、とにかく幅広い層に対してアピールしていきたいのだろう。ステージには三世代のモデルさん(おばあちゃん、若い人、子供)が出てきてデモプレイ。なんというか、『どこでもいっしょ』とかとはまた違った方向性の「非・ゲーム」として売っていくんだろうなーと思った。日本でヒットするかどうかはちょっとわからないが。PRしだいだなあ。個人的にはファミコン時代の『ファミリートレーナー』とか『ファミリーカラオケ』とかをなんとなく思い出した。
 あと、SCEブースでは『くまうた』『モジブリボン』の同日発売・ネット対応・「言葉」を題材にした2本のゲームが気になった。ただ、『くまうた』はキャラだけうけてゲームは売れなさそうな感じ(あの熊のキャラクターグッズだけ売れる。ソニプラとかで)。『モジブリボン』は……なんだか面白そうな気はするのだけど、動いているところを見ても、説明を聞いたり読んだりしても、一向にどういう内容なのかがわからない。宣伝するのがものすごく難しいゲームだと思った。ゲーム中のラップはいとうせいこうが作っているそうで、ラジカル・ガジベリビンバなゲームなのだろう(絶対違う)。

サミーとアルゼ

 アルゼは『シャドウハーツ2』を無理やり「期待のRPG超大作」として売り込んでいて、しかもかなり成功していた。うわーこれはすごそうだーとか素直に思ってしまったよ。サミーのブースを見たときは、開発者の人が出てきて何かのゲームのプレゼンをしていたのだが観客はステージを遠巻きに眺めているだけでちょっと寒々しい雰囲気。たまりかねた司会のお姉さんが「みんなもっとステージの近くに来てくださーい! あーみんな緊張しちゃってるのかな〜?」とか言ったりして、いくらなんでもそんな客いじりはねえだろうと思った。

ピーター・ムーア

 生でピーター・ムーアを見ることができて感動した。MSブースのステージで今後のXbox戦略をプレゼンするピーター・ムーアは、なんだかビンス・マクマホンのマイクアピールを思わせる動き・態度で、堂々たるヒールっぷり(ヒールなのか)。ものすごくエネルギッシュに、怒鳴ってる一歩手前くらいの勢いでずばばばばーっとしゃべり、一拍おいて通訳のお姉さんが例の感じの翻訳(この×××をみなさんにご紹介できて、いま私はほんとうに興奮しています。この○○○は、みなさんに未だかつてないエキサイティングなゲーム体験を提供するでしょう。みたいな調子のやつ。外資系企業のプレスリリース翻訳)をして、そしてまたずばばばばーっとしゃべりはじめる。うーんいいねえ(何がだ)。
 後で同僚の人とも話したのだが、どうせスピーチの内容は事前に打ち合わせてて「通訳」なんて形だけのものなんだろうから、お姉さんじゃなく声優にやらせるべきだと思った。洋画の吹き替え系のベテラン声優で。銀河万丈とか内海賢二とか。ピーター・ムーアみたいな人が内海賢二声でしゃべり、ここぞというところであの内海賢二笑いをしてくれたら、どんなビッグマウスを叩いてもなんか納得してしまいそうだ。ぜひ検討してほしい。

期待のタイトル

 Xboxの海外タイトルシリーズ(ゲームの中身はローカライズせず、マニュアルとパッケージのみ翻訳して低価格で出す企画)で、『Burn Out 2』が出る、とひっそり発表されていて驚喜。これ、海外版を買おうと思っていたのだがどこもすでに売り切れていてあきらめかけていたのだ。いやーこれは楽しみ。