NGM+その他の欲望

日々のサムシングについてのスクラップブック。

コウジ、ユムシ、ルッツ

 こっちのサイトではしばらくぶりの更新だが、いきなりグロい食べ物の話をするぞ!
 今さっき、テレビ東京の釣り番組をぼんやら眺めていたら(別に釣りが趣味というわけではない)、カレイ釣りの餌に「コウジ」という生き物を使っていた。これがまたなんともグロテスクな生き物で、見た目は洋ナシのような形で親指大。肌色で体表はつるんとしていて、一見では生き物には見えなかった。「海には不思議な生き物がいるものだ。コウジはナマコとミミズの中間のような種類の生物で……」という旨のナレーションを聴いて、ちょっと自分の中のゴーストが囁いてくるので(「気持ち悪い生き物見たいよー……ようー」)検索してみた。
 釣具店ではコウジ(コージ)と言われることが多いこの生物、正式名称(?)は「ユムシ」だそうだ。わー! 虫だ! いやだ! 勇気を出して画像を見てみたが、さっきテレビで見たものよりも細長くて、(当たり前だが)より「生物」っぽく見えて気持ち悪い。これは確かに、ナマコとミミズを合成したような生き物だ。あれだな、口吻から肛門までが一直線の生物の一種だな。
 で、ユムシを紹介してるサイトでよく言われているように、この生き物は何かに似ている。何か、なんて曖昧な言い方はよそう。こいつは、色といい形といい、小学生のチンポにそっくりだ。チンポチンポ。それもグロテスクに肥大した、小学生のチンポのカリカチュア
 そう見えるとやっぱり男性としてはなんとなくかわいらしく思えるものだが(嘘)、なんとこれ、釣りの餌だけではなく食用にしているところもあるんだそうだ。まず韓国ではポピュラーな食材らしい(なんとなくわかる気がする。酢の物とか塩辛っぽくすると違和感なさそうではある。見た目が残ってなければ食えそうだ。あーでも調べたら刺身で食うらしい。うーん、刺身か。それはちょっと勇気がいる)。そして日本でも、北海道では「ルッツ(るっつ)」と呼んで食用にしているんだとか……僕は北海道出身だが、こういう姿の生き物は初めて見た。だけど、「るっつ」という言葉にはおぼろげながら記憶がある……。「ほや」とかその類の言葉と隣接するかたちで……。気になったのですぐに実家に電話をして訊いてみたが、両親ともに知らないという。
 うーん、でも確かに聞いたおぼえがあるんだよなあ「るっつ」。北海道出身の方で、「るっつ」を食べたことがある方はいないでしょうか? 干物にして食べるそうなんですが……?
 最後にユムシさん画像。こういう種類の生き物を生理的に受け付けない人は注意。
ユムシ 市場魚介類図鑑(http://www.zukan-bouz.com/sonota/kankeidoubutu/yumusi.html
ユムシを食べる!(http://www.linkclub.or.jp/~hi-tanio/yumushi.html
ユムシ in 韓国(http://www.tim.hi-ho.ne.jp/george-y/bakacolle/yumushi.htm

「輪切りにして刺身で食べます。中身が真っ赤なのがまた気持ち悪いですよ」と金さんが続ける。

 輪切り……きょ、去勢恐怖! 去勢恐怖! というか町野変丸のマンガを思い出した。形がわからなければナマコの一種だと思って食えそうではある。でも中身真っ赤ってのはちょっとつらいなあ。