NGM+その他の欲望

日々のサムシングについてのスクラップブック。

最近のゲー! 『ネギま!』、AOUショー

 いやー、魔法先生ネギま! 1時間目 お子ちゃま先生は魔法使い!』PS2/コナミ)は面白いね! 事前の妙な(主にエロ方向の)盛り上がりと、『ガンパレード・マーチ』みたいなAIキャラクターいじりゲームだっていう話を聞いて発売当日に買ったものの今まで未開封だったのが悔やまれる。もっと早くやってりゃよかったよ。
 ごく真っ当に、キャラクターゲームとして完成度が高い(主要キャラ31人全員の立ち絵×表情変化パターン×ポーズ変化パターンの工数だけでも、そんじょそこらのギャルゲーとは一線を画する制作規模だ。管理するの大変そう……)のもすごいが、ゲームとしてもよくできている。いや、こりゃかなり挑戦的だと言ってもいいんじゃないか。ひとくくりに「ギャルゲー」とカテゴライズされるさまざまなジャンルのゲーム(育成シミュレーション・恋愛シミュレーション・恋愛アドベンチャーなど)のフィーリング・要素・システムを『ガンパレードマーチ』風の土台に手当たり次第ぶっこみ、あまりとんがり過ぎないように角を磨いて丸っこくしたゲーム、と感じた。百科全書的ギャルゲー?『ガンパレ』の舞台で主要キャラ31人・全部で300人近いAIキャラを相手に『卒業』したり『プリンセスメーカー』したりする『ときメモ』(時々LIPSっぽい選択肢イベントあり)みたいな。ヨタ話としてならいくらでもできるが、実際に作るとしたら本当に大変そうだ。
 まあ題材が題材だけに万人に薦められるかといえば微妙だが、パラメーターいじり系の作業が好きな人、「AI」と聞くだけでセンス・オブ・ワンダーを感じる人、横道にそれるプレイが好きな人、『ガンパレ』が好きだった人……で、ギャルゲーやキャラゲーに対して特に偏見がない人は、機会を見つけてプレイしてみるといいのではないでしょうか。実際、私は原作マンガをほとんど知らなかったけど楽しめてる。まだ6時間ほどしかプレイしてないけれど、生徒の顔と名前をけっこう覚えた(たぶん一周するまでには全員覚えてしまいそうだ)。というわけでしばらくはこれで遊ぼうと思います。


 それとはまったく関係ないですが、先週末はAOUショーに行ってきました。TGSのときみたくレポートするほど長時間いたわけではないし、特に衝撃を受けるような発表もなかったので軽く感想を。
 個人的に『カオスフィールド』以来妙に気になるアイツになってしまったマイルストーンの新作シューティングラジルギは……これはもう本当に同人ゲームのようだったので、軽く衝撃を受けたよ。ぼえーっと。クオリティがどうこうというのではなく、全体に漂う雰囲気がもうなんというか「同人シューティング」っぽい。いい意味でも悪い意味でも。そういう意味では、まさに“同時代的な感性で作られた”新作シューティングと言えるのかもしれないけれど……。けっこう問題作なんじゃないかという気がしてきた。

・ITmedia Games:AOUショーおいかけレポート まだまだありますこんなタイトル (1/2)

 カオスフィールドで衝撃デビューを飾ったマイルストーンの第2弾タイトルとなる。舞台はなぜか街中で、携帯電話が変形して戦うという異色の作品。ゲーム途中のメッセージもいわゆる2ch用語が飛び交っている。

 出展されていたビデオゲームの中でもっとも「遊んでみたい」と思ったのはRaw Thrills(タイトーディストリビューター)のワイルドスピード The Fast and The Furious』。人が並んでいたので後ろで見ているだけだったのだが、これ、『バーンアウト』シリーズとはまた別の方向でぶっ飛んでるレースゲームだ。敵車にぶつかったり障害物にぶつかってもほとんどクラッシュせず、対戦格闘でいうならガチャプレイ的に乱暴な運転でもガンガン進める。また、コース上にジャンプ台的な地形が多く、もうアホみたいにジャンプしまくり。タイヤがついた車が走るレースゲームで『F-ZERO』みたいなジャンプしてるとこ初めて見た。コマンド技でトリックが繰り出せるそうなので、『クレイジータクシー』的な表現でレースするゲームかなあ、あるいは『SSXトリッキー』のようなエクストリームスポーツゲームの流れを受けたレースゲームかなあ、という印象を抱きました。まあ実際にプレイはしていないので、あくまで初見での印象だけど。