NGM+その他の欲望

日々のサムシングについてのスクラップブック。

談話室滝沢

 こないだの日曜日、今月一杯で閉店だという談話室滝沢へ行ってきた。
 初めて(というか過去一回しか行った事ないけど)滝沢に行ったのは確か98年頃のこと。当時できたばかりの高島屋タイムズスクウェア隣の紀伊国屋書店で、山本直樹の『学校』を買うと複製原画(というかMacで描いてるから単なるプリントアウトか)をもれなくプレゼントするというのでわざわざ出向いて買ってきたあとだった、と思う。雨が降っていた。
 滝沢は大森望web日記によく出てくるので名前だけ知っていて、なんか有名人とか文化人が打ち合わせしてるところを見られるかも、と淡い期待を抱きながら入った。まあ雨宿りっていう理由もあったんだけど。だもんだから、飲み物が全部千円もするだなんて思わず(大学生には痛い出費だ。というかただのノンアルコールの飲み物に千円も払うなんて前代未聞の経験だった)、味も別に普通だし、店内の雰囲気は妙に昭和チックで興味深かったものの、誰か有名人を見ることができたわけでもなく頼んだアイスティーもすぐ飲み終わって、しょうがないので買った本を読みながら一時間ほど潰した。だからなんとも微妙な思い出としか認識していない。
 でも今月一杯で閉店と聞くとなんとなくもう一度行ってみたくなって、休日を使ってわざわざ行ってきた。別に新宿に用事があったわけでもないのに。
 行ってみると、やっぱり満席だった。閉店のことは話題になってるらしく、若い人もいっぱいいて写真を撮ったりしている。あとは熟年のグループが何やら会合をしている席が多数。二階席で30分ほど、そんな店内の風景をぼへーっと観察し、満足して帰ってきた。
 ちなみに、席待ちをしているときに唐沢俊一を見た。これは収穫だった(何の?)。