NGM+その他の欲望

日々のサムシングについてのスクラップブック。

ちょっとヤバいくらい『BLEACH』にはまってしまった

BLEACH  1 (ジャンプ・コミックス)

BLEACH 1 (ジャンプ・コミックス)

 久保帯人BLEACH』を一日に五巻ずつ、三日間で集中的に読んだ結果、中学生的熱狂に駆られてはまってしまったよ。どれくらいはまってるかというと、久保先生が言ってるんだから法律もウェッブルールも糞食らえ! って思っちゃうくらい。
 まあそれは冗談だけど、久々にバトルマンガの醍醐味を味わいました。キャラ紹介的な前半(現世で虚とバトルしてるところ)もごく普通に面白かったんだけど、やっぱりソウルソサエティ編になってからの盛り上がりっぷりが尋常じゃない。
 えーとですね、簡単に説明すると、主人公の一護(いちご)はひょんなことからルキア(女子)という死神から死神の力をもらって、「虚(ホロウ)」という悪霊を退治していたわけです。そしたら、尸魂界(ソウルソサエティ)っていう死神の国みたいなところから、護廷十三隊っていう死神の強い人たちが、ルキアさんをさらいに来るわけですよ、人間に死神の力を与えたのを罰するために。そんなわけで一護と仲間たちは友達を救うために尸魂界に殴り込みをかける、ってのが今コミックス最新刊(16巻)まで続いているストーリー。
 シノプシスとしてはよくある話ではあるんだけど、この護廷十三隊っていうのがあまりにも魅力的。その名のとおり13の隊に分かれていて、それぞれに隊長と副隊長がいる組織なんですが、どのキャラも魅力的。最初はただ強いだけの存在=「キャラ」なのが、それぞれの過去や他の隊長・副隊長との関係が多層的に描かれていくうちに俄然生き生きとした「人物」になっていくところがたまらない。やっぱバトルマンガにおいて、敵役がかっこよく描かれるのって燃えるじゃないですか! それがこのマンガでは13×2もいるわけで、さらに護廷十三隊の中での権力闘争や陰謀もあったりしてたまらんのです。
 あとこのマンガ、出てくる人がそろいもそろってキザなキメ台詞を吐くとこもたまらん。見た目は不良っぽいけど熱血純情系というよくあるタイプの主人公であるところの一護くんもそれは同じで、ああ、一護かっこいいなあ、とか中学生みたいに素朴に感動してしまう今年28歳の俺がいるのであった。
 とにかく早く続きが読みたいが、コミックスで読んでいるので雑誌連載のほうは読めないのがつらい。今後の展開のネタバレを恐れて情報をシャットアウトしなくてはいけなくて、ネット上の感想なんかはぜんぜん見てないです。
 あと、これはマジな話、「法律もウェッブルールも糞くらえ 俺が嫌だと言っている」というのはこのマンガのキメ台詞に出てきてもおかしくないくらいかっこいいので、僕もナチュラルにこういうロックな言葉が吐けるようになりたいと思った。やっぱロックは音楽の趣味じゃなくって生き方だと思います!
BLEACH 17 (ジャンプ・コミックス)

BLEACH 17 (ジャンプ・コミックス)