NGM+その他の欲望

日々のサムシングについてのスクラップブック。

『FFVII』がやりたくなる病

 僕はもう、かなりミーハーなゲームファンなので、『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』が発売されて話題になっているとやっぱり見たくなってしまうし、その前にちゃんと『ファイナルファンタジーVII』を復習しておきくなるのだ。というわけで先々週くらいから中古で安く売ってないかなとゲーム屋をまわっているわけだが、やっぱりみんな同じようなことを考えているらしく安い中古はどこにも見つからない。というか中古自体が見つからない。中古PSのRPG棚に、FFシリーズはVIIだけすっぽり抜けている。
 『〜アドベントチルドレン』発売に合わせてPS one Books版(つまり廉価版)新品を入荷して新作棚に並べている店もあって、おお、そうそう、わかってるじゃないの、と思ったものの、なんか今更新品買うのも悔しくてもう少し中古を探そう……なんて思っているうちにそれも売り切れた。
 当然ながら『〜アドベントチルドレン』のほうも売り切れた(初回出荷は豪華パッケージ版のみで、通常版は一週間遅れで発売されるためだろう)。どちらも見つからないとなると、なおさら欲求不満になってしまう。買いなおしたら買いなおしたで、当時のセーブデータがメモリーカードに残っているわけでもなし、ちょっと序盤をプレイして放置してしまいそうな予感というかこれはもう既定路線みたいなものだが、それでも買いたくなってしまう。
 さらに商売上手なことに、この2005年になって『〜アルティマニア オメガ』なんていう、あの『解体真書』の流れを受け継いだ極厚攻略本まで出るんだから、そうなるとこれを手元に置いて参照しながらプレイし直したい欲求に駆られる。もうあれだ、奴らの手のひらの上でいいように転がされてる。給料日直前でお金がないことが、さらにこの渇望を引き立たせるスパイスになっているからたちが悪い。
 あと二週間も持ちこたえればやり過ごせる。その頃にはこの欲求は冷めている。『〜アドベントチルドレン』を買った人やPS版をまだちゃんと持ってる人を自分の周囲で探せばそれで事足りるかもしれない。でも借りるんじゃなくて買うところが重要なので、たぶんそれじゃあ欲求は満たされぬ。面倒な俺のリビドー。