NGM+その他の欲望

日々のサムシングについてのスクラップブック。

意外な人物がSIMPLE2000シリーズに

(今日の画像と記事は関係ありません)
 D3パブリッシャーSIMPLE2000シリーズを専門に取り上げるBlog・絶対SIMPLE主義を読んでいたら、意外な人物の名前にぶち当たった。
・絶対SIMPLE主義:今回のヤツラは……本気でマジだぜ!
 それによれば、SIMPLE2000シリーズの新作『THE ミニ美女警官(ミニスケポリス)』のシナリオ・ゲームデザインクーロン黒沢が担当しているというのだ。開発元のDAFTのサイトには、今後クーロン黒沢のインタビューも掲載される予定だという。
 クーロン黒沢といえば、90年代中ごろに電脳裏モノ系の記事で(一部で)名をはせたライターだ。文章の端々からにじみ出る「あーだりぃー」的なローテンションとテキトーさ加減が、日本のインターネットブーム黎明期の、ある一部の文化圏に漂う空気とシンクロ率が高く、その手の記事が載っている雑誌ではよく見かけた。その後、90年代末からは電脳系に限らずアジア圏全般の怪しいモノやヒトについて書く、「暗黒バックパッカー」系(?)のライターとしての活動が多くなったように思う。最近の氏の著書では、マイコン時代のコピー文化について自伝的に書かれた『マイコン少年さわやか漂流記』が面白かった。(紹介記事はこちら→ドリーマーの歴史、ダンジョンの歴史

 そんなクーロン黒沢が、なぜ今、SIMPLE2000シリーズとはいえ(失礼)コンシューマゲームの「オモテ」舞台に出てきたのか。どういう繋がりがあるのか。「ミニスケポリス」というものすごく投げやりなタイトルや、潜入捜査官であるヒロインが敵からダメージを受けると服が破けるという中学生の妄想みたいなフィーチャーや、

暗雲渦巻く21世紀、先端技術の粋を集め密造された新型合成ドラッグ「ピロリン」が日本に上陸した!

ドラッグを売りさばくのは武闘派集団「銀狼会」。
彼らは有り余るピロリンマネーで警察をものともせず、強力な武器を買い漁り、遂に町ごと乗っ取ってしまう。

警察の特殊工作員「鮫島桃」は、銀狼会が支配する暗黒の町に単身潜入。
海外から招聘された凶悪で珍奇な刺客軍団をかわしてピロリン密輸ルートを解明し、暗黒の首領を抹殺しなければならない。

 というテレ東お昼の映画劇場なみにどうでもいいストーリーとネーミングセンスとか、まあ言われてみれば確かにクーロン黒沢っぽいテキトーさかもしれない(印象批評)。いやどうなんだろう、ほんとのところ。
 しかしD3もどんどんいかがわしい人材をひっぱってくるな。さすがだ。そのうち、何かの間違いで高城剛なんかがSIMPLEシリーズにやってくるかもしれない。