T君と呑んでたときに話題にのぼったんだけど、クロスオーバーものってのはなんであんなに我々を興奮させるんだろうか。アメコミ話(『リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン』)の流れで出てきたんだけど、別にアメコミに限らず、別作品の虚構世界が思わぬ形で交わるときのあの興奮、ありゃいったいなんなのだろう。そこへさらに史実が重なったりするともうたまらん。なんですかねあれは。オタ的昂揚とスノビズムがない交ぜになったような感覚なのかもしれないけど(そう書くとなんか夢も希望もないな)。
ところで、キム・ニューマンの『ドラキュラ紀元』が出たとき、これはきっとすごく面白いんだろうけど、今の自分の知識では十全に楽しめないだろうから後回しにしようと考えてパスしていた。あれから十年。まだ十全ではないだろうが、あの頃よりはちゃんと楽しめるようになっただろうからそろそろ読むべきだろう。
リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン (Vol.1) (JIVE AMERICAN COMICSシリーズ)
- 作者: Alan Moore,Kevin O’Neill,秋友克也,猪川奈都
- 出版社/メーカー: ジャイブ
- 発売日: 2004/03/15
- メディア: コミック
- 購入: 3人 クリック: 47回
- この商品を含むブログ (53件) を見る
- 作者: キムニューマン,Kim Newman,梶元靖子
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1995/06
- メディア: 文庫
- 購入: 3人 クリック: 46回
- この商品を含むブログ (60件) を見る