NGM+その他の欲望

日々のサムシングについてのスクラップブック。

『ニンジャ リフレックス』 貧相なパーティーゲーだけど……

 おっと、『ニンジャ リフレックス』もSteamで配信してるのかー。これをPCで遊んでも、ますます塩っぽいと思うんだけどな……。
 『ニンジャ リフレックス』は、EAのカジュアルゲーマー向けラインナップ強化戦略の一環として投入されたWiiパーティーゲーム。タイトルから伺えるような、珍妙かつ微妙なジャポニズムに彩られたミニゲームが収録されている。「手裏剣を投げて的に当てる」「飛んでくる野菜をヌンチャクで破壊する」「鬼のお面をつけた鎧武者を刀で斬る」「箸でハエを掴む」「鯉を手づかみする」「蛍が光ったらボタンを押す」などなどのミニゲームが遊べる。あ、ごめん嘘。「などなど」じゃなくてこれだけ。ミニゲーム「集」と言っていいものかどうか迷うようなボリュームのなさ。一応、難易度とかクリア目標の違いとかでバリエーションはあるんだけど、まあなんというか、薄くて安い感じの、えー「カジュアル」ってそういうこととは違うんじゃあ? っていうようなゲームだ。まあ値段も安いけどね。正直パッケージ売りしないでWii Wareで売ればいいと思った。「蛍が光ったらボタンを押す」っていうミニゲーム、これほんとこのまんまの内容ですからね。ピコーンと小さな明かりが点ったらAボタンを押す! 反射神経! ボタンを押すというプリミティブな快楽を追求!
 海外のゲーム動画サイトでトレイラーが公開されたとき、なんともいえない微妙さを嗅ぎ取って、でも日本じゃ出ないだろうと思ったら何を血迷ったか年度末の数合わせなのか3月末に発売されるっていうんで、思わず予約して買ってしまったよ。プレイしてすぐに期待通りのしょっぱさであることを確認して満足。ちなみにTwitter

Blogに書くまでもない感想。『ニンジャリフレックス』はやはり微妙かつボリューム不足の貧相なパーティーゲーで予想どおりだったが、鯉つかみだけは妙に面白かった。以上。

 とか書いたけど、結局Blogでもなんだかんだ書いてるな。そうなんだよー、鯉つかみのミニゲームだけは個人的に面白かったのよー。これはもう完全に僕個人の嗜好なんで、これをもってして人には薦められないんだけど、あれなんですよ僕、WiiリモコンのAボタンとBボタンを同時に押して「つかむ」というアクションを模してる操作が大好きなんですよ。「似顔絵チャンネル」とか「みんなの投票チャンネル」でMiiをつまむときの操作とか、ほんと大好き。意味もなくつかんでブラブラさせてしまう。
 『ニンジャ リフレックス』の鯉つかみミニゲームは、池の底を泳いでいる鯉の影を追いかけるようにポイントし続けると鯉が水面に顔を出すので、その瞬間を狙ってAボタンとBボタン同時押し! おもむろに水に手を突っ込んで鯉をつかみ取り! ビチビチはねる鯉! ……という、こう書いてもぜんぜん面白そうに思えないだろうし何で鯉を手づかみするミニゲームを作ろうと思ったのかまったく意味がわかんねえんだけど、まあでも、個人的にはこれが好きなんだな。好きなものはしょうがない。
 ええとなんだ、ああSteamでも『ニンジャ リフレックス』が配信されてるのか……うん、鯉つかみをマウスでやってもぜったいつまらないと思うので、1ミリたりともお薦めしません。

ニンジャ リフレックス

ニンジャ リフレックス