NGM+その他の欲望

日々のサムシングについてのスクラップブック。

オンライン配信版のPSPソフトで取扱説明書(マニュアル)を見る方法

 PSPダライアスバースト』をPlayStationStoreのオンライン配信で買った。STGなので、メモステへのインストール必要容量が60MB程度。コンパクトだねー。
 さて、『ダライアスバースト』を購入したのはPVを見てBGMが良かったからなのだが、そもそもダライアスシリーズ自体にはそんなに思い入れがない。ちゃんとプレイしてるのは『ダライアス外伝』くらいか。というわけで今作への感想はまた今度にするとして、ゲーム本編とは関係ないところでちょっと気になったことがあったのでメモしておく。
 PSPソフトのオンライン配信が始まって以降、「取説を見ることができない」「オンライン配信だと取説が付いてこないのか?」というような質問をTwitterやBlog等で何度か見かけた。特に昨年末あたりからよく見る。『サカつく6』とか『ファンタシースターポータブル2』あたりをダウンロード購入した人たちだろうか。
 これ、もしかしたら購入処理してダウンロードする時などのタイミングで「どういう操作したら取説が見られるか」っていう注意文とかなかったかもしれない(忘れた)。なのでメモっておくよ。


1. ゲーム起動前のXMBクロスメディアバー)画面で【ゲーム】の項目を選び、ダウンロードしたソフトを選ぶ。
2. ソフトを選んだ状態で△ボタンを押すと操作メニューが画面右に表示される。
3. メニューから【解説書】という項目を選んで○ボタンで決定すると、パッケージ販売版と同内容(たぶん)のマニュアルを見ることができる。


 ゲームを起動中は見られない(XMB画面上でしか閲覧できない)のがやっぱちょっと不便だなー。あと、PSPゲームアーカイブス配信ソフト(PS1のソフト)を遊んだことがある人はけっこう戸惑うと思う。ゲームアーカイブス配信ソフトの場合は、ゲームを起動しているときにHOME/PSボタンを押して表示されるメニューからマニュアルを閲覧できるから、そっちと同じ操作をしてしまうと思う。あれ、マニュアル見られないのか、と勘違いするよねこの仕様は。


 最後にちょっとしたトリビア。PSファミリーの場合、ゲームソフトに付属するマニュアルの正式名称は「取扱説明書」ではなく「解説書」。一方でハード本体に付属するマニュアルは「取扱説明書」。
 どうしてこういう名称の違いがあるのか、これは僕個人の想像だが、SCEという企業のカルチャーなんじゃないかと思う。SCE創立当時のスタッフはソニーの技術者の他にソニー・ミュージックエンターテインメント(SME)出身者が多かった。で、PlayStationの製品仕様を規定するにあたり、パッケージに同梱する各部材の名称を決めるとき、たぶんソニー出身技術者とSME出身者で製品に付属する「マニュアル」に対する認識に違いが出たんだと思うね。
 ハードに付属するマニュアルは、当然ながら家電出身のハード屋さんにとっては「取扱説明書」。だけどゲームソフトに付属するマニュアルを「取扱説明書」と呼ぶのは、当時のSME出身者にはピンとこなかったはず。なにしろ彼らは音楽CDでビジネスをしてきた人たちだ。ハードならともかくコンテンツの「取扱」を「説明」するという概念は、SME出身スタッフにはちょっと違和感があったんじゃないだろうか。で、PlayStationという新しいハードを送り出すにあたっては流通やプロモーション等さまざまな場面で音楽ビジネスのノウハウが活用されていたし、PlayStationソフトはCDと同じような見た目のパッケージングがされた商品だ。であるならば、ソフト付属のマニュアルも自分たちの出自である音楽業界のやり方と照らし合わせ、ゲームの内容について「解説」する……洋楽CDのライナーノーツでアーティストや収録曲の「解説」をするように……という冊子と規定し、「解説書」と名付けた……のじゃあなかろうか。
 いや、当時の関係者に聞いたわけでもなんでもないんで、これは完全に僕の想像なんだけどね。なんとなく、そんな流れな気がする。

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