NGM+その他の欲望

日々のサムシングについてのスクラップブック。

新宿でまだら子

夕方一歩手前くらいの時間に新宿へ出かける。昨日ほどではないが、この時期としてはかなり蒸す。服と靴を買って、もういい時間になっていたので、かつくら・新宿高島屋店へ。5年ぶりくらいの来訪。桃園豚のロースカツで麦ご飯ばくばく食べた。食べ過ぎた……。ちなみに私が好きなとんかつ屋は蒲田の丸一と秋葉原の丸五です。



高島屋のデパ地下でまだら子が売っていた。こっちで売ってるのを見たのは初めてだ。その名のとおりマダラの卵で、たらこや辛子明太子になるスケトウダラの卵とくらべてかなり大きい。そして卵を覆う膜が黒くてちょっとグロテスクだ。北海道ではこれをほぐして、つきこんにゃくと一緒に炒め煮にする「子和え」という料理があって、これからの季節によく食卓にあがる(給食でも出てた気がする)。というか、まだら子を子和え以外の調理法で食べたことがない。まだら子自体、全国的にはあまりメジャーな食材じゃないので(見た目がナニだしね)、北海道以外ではほとんど作らない料理だそうだ。今ちょっとネットで調べてみたら、こないだテレビでまだら子と子和えが紹介されて以来、問い合わせが多くなったそうで、だから売っていたのかもしれない。ちなみに私も、件の番組だと思われるものをたまたま見ていたのだが、そこで初めてまだら子がこちらではあまりお目にかからないことに気付いた。えー、長々書いてきてなんだけど、子和えって別にぜんぜんおいしくないですよ。食感がなんとも言えず気持ち悪いです。普通にそこらで売ってる北海道ならいざ知らず、こちらでわざわざ高いまだら子を探してきてまで作る料理ではないと僕は思います。
帰宅して、録画したテレビ番組を消化。洋ドラ『ナース・ジャッキー』第2シーズン2話まで。『ザ・ソプラノズ』『マッドメン』的なスタイル(をもう少し分かりやすくした)テイストの病院コメディ。30分番組だけど毎度気が利いてる。ちなみに『ザ・ソプラノズ』とは主演女優(イーディ・ファルコ)と助演男優(ポール・シュルツ)のコンビが被ってたりするし、スティーヴ・ブシェミが監督してるエピソードもある。しかし、アメリカのドラマで主人公が家族持ちだと、必ずと言っていいほど幼い子供が情緒不安定になってる印象があるな。『仮面ライダーフォーゼ』第7話。俺は平成仮面ライダーシリーズにはどうもノれないクチだったんだけど、フォーゼは楽しく見ている。スクールカースト各層の生徒が対立じゃなくて理解しあおうとする、という『glee』と同じテーマを、『glee』と同じような(いい意味での)強引さで成立させているお話、というセンで見ている。『glee』の場合はそれを「ミュージカル」という形式の持つ微笑ましいご都合主義で(歌えばとりあえずいろいろ前に進む!)処理し、『フォーゼ』の場合は「転校生番長もの」のフォーマットでねじ伏せてる感じだ。特に今回のエピソードは、5人の登場人物が休日の特別補習を受けるという内容で、これはもう、どこからどう見ても『glee』の精神的祖先であるところの『ブレックファスト・クラブ』へのオマージュであることは明らかで、ますますこの二作を重ねて見てしまった。ゴスっ娘がアップになったら意外にかわいいというのが判明したところも良かった(失礼)。というか『フォーゼ』に出てくる女の子はみんなかわいいな。あとフォーゼさんの攻撃は全般的にエグいとこもいい。今回はトゲ付きのプロテクターを脚に装着してローキックを繰り返してた。