NGM+その他の欲望

日々のサムシングについてのスクラップブック。

新学期 操行ゼロ

文化の日だが、うちの会社は夏場に節電のため9月以降の祝祭日を前倒し消化しているので普通に出勤日なのだった。前倒し消化っつっても土日と繋がらない、週の半ばに突然休みが入ってきたところであんまりうまく休めないから、なんか損した感じではあるんだけどねー。というわけで平常運転で業務をこなし、こんな日に残業するのも馬鹿馬鹿しいのでとっとと退社。電車も比較的空いていたが、スーツ姿の人もけっこういたので私のような境遇の人も多いのだろう。
ところで、Twitterのタイムラインを眺めていると、『ファイナルファンタジー零式』はぜひともプレイしておかねばならないような気がしてくる。例の「魔導院ペリシティリウム朱雀」というネーミングで一部で話題になったあれだ。なんかこう、私の観測範囲的にはみんないろいろ文句いいながらも楽しげに遊んでいるようで、その文句の大部分は物語の語り方、あるいは世界設定の希有壮大な杜撰さに集中しているように思われる。いわゆる「中二病」すぎる、ということなのだろうけど、しかし実際のところ、近年のFF(のメインストリーム作品)ではそこらへんのところは、まあ既定路線って言ってもいいと思うのだが、今作では「世界設定」を語ることを優先するあまり「物語」の語り方がなんだか不思議なことになっているそうで、それを批判する声をいくつか見た。
いやね、そういう話を聞くと、僕なんかはどうも遊んでみたくなるんですよ。別にクソゲー嗜好というわけではなくね。こういうこと言って同意してもらえるかどうかはわからないんだけど、ことゲームにおいては、とっちらかったビッグバジェットの「超大作」ってなんか好きなんですよ。『シェンムー』とか『ゼノサーガ』シリーズとか、最近だと『L.A.ノワール』とか。大予算と大規模のスタッフ数、そして長期の開発期間を経た結果にできあがる、なんとも形容できない異形のプロダクト。一人の、もしくは少数の人間がコントロールできる範囲の限界について思いを馳せざるにはいられない、そんな作品。
FF零式に関しては、ラノベ中二病的想像力をビッグバジェットで沸騰させ、百人以上のスタッフでかき混ぜて、かき混ぜて、かき混ぜ続けた果てにどんなものがあるのか、それを見てみたいなと思った。今はBF3と、あとこれからMW3が控えているので無理だが、そのうちぜひプレイしてみたい。

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