NGM+その他の欲望

日々のサムシングについてのスクラップブック。

ドクターペッパー


今年の春にハワイ旅行をしたんですが、家族のショッピングなどに付き合って早朝からアラモアナショッピングセンターやウォルマート付近を歩き回り、あまりに疲労困憊したので夕方くらいに別れて先にホテルに戻ったんですね。朝、早起きして食べに行ったEggs'N Thingsの名物のパンケーキでずっと胸焼けしてたというのもあるんですが。*1そんでもう、とりあえず煙草でも吸って椅子に座りたいわーということで、ホテルの近くのABCストアで10ドルもするマルボロを買って、ライターも持ってきてなかったので*2買って、なんか飲み物でもと棚を見てみるも馬鹿でかいボトルしかなく、いや、もっと普通のでいいんだ普通ので……と消去法で手に取ったのがドクターペッパーだったのです。ドクターペッパーは好きでも嫌いでもなく、でも積極的に自分から飲もうとはあんまり思わないな、不思議な味だしな、でもまあいいか……くらいの気持ちで部屋に戻り、ベランダに出てベンチに座り、夕日を見ながら煙草に火を点け、ドクターペッパーを一口飲んだら、これがもう、身体の隅々まで染み渡るように美味しく感じられた。感動して、思わず写真を撮ってしまったくらい。そう言えば、会社に勤めはじめの頃、えらく忙しくなって連日終電土日も出勤となったときに先輩から奢ってもらったドクターペッパーもやたら美味しく感じたことがあったな。これはあれか、疲労困憊しているときに飲むと利く飲料なのか……ドクターだしな……このケミカルなフレーバーが……。
そんなわけで、それ以来、疲れが溜まったな、もうひとふんばり欲しいなと思ったときにドクターペッパーを飲みます。はっきり言ってレッドブルやらモンスターエナジーなんかよりもぜんぜん利く。あのいかにも人工的な味と甘さ、そして強烈な炭酸が俺の中の眠れるエンジンをキックするのだ……そして寿命は3日縮む。
しかしひとつ疑問があって、なんでドクターペッパーってのは普通に開けると吹きこぼれるんだろう? ほぼ毎回、別に振ったりしてないのに、他の炭酸飲料とは違って吹きこぼれる。それだけ炭酸が強烈ということなんだろうか? 缶でもペットボトルでもどちらでも吹きこぼれる。基本的に缶でしか飲まないのだが、まずプルタブを立て、一拍措いて炭酸を抜いてから(それでも隙間から少しは吹きこぼれる)押し込んで開けるというのが、ちょっと儀式っぽくていいな、とも思います。

ドクターペッパー 350ml×24本

ドクターペッパー 350ml×24本

*1:ストロベリーとホイップ山盛りのパンケーキが出てきたときは「ムヒョー! ハワイ! アメリカ!」とたいへんアガるものがあったけど、実際のところこの年齢になると完食するのはたいへんきつい感じでした。俺別に甘党でもないし……

*2:いや、うっかりいつものクセでジッポを持ってきてしまい、当然ながら機内持ち込みできないことに途中で気付いて、成田から自宅へゆうパックで送り返したのでした。それが若干ショックだったので免税店でも変な意地を張って煙草買わなかった……ハワイ滞在中に煙草がなくなり、まあ帰国するまで吸わなくてもいいかなとか思ってたが結局高い煙草を買ったので、もうやることなすこと駄目な感じだ。