NGM+その他の欲望

日々のサムシングについてのスクラップブック。

感心したエンディング2つ

 こないだの『どうぶつの森』話で書き忘れたこと。
 とたけけに歌をリクエストして始まるスタッフロールを初めて見たときは、ちょっと震えるくらい感心したな。いわゆる「終わり」のないゲームで、ああやって綺麗に「エンディングシーン」を見せつけられるとは思わなかった。
 「終わり」のないゲームにおけるエンディングシーンなんてのは蛇足以外の何者でもなく、プレイヤーがいつでも好きなときに「終わった」と思えばそれでいい。だけど、そんな「いつでも終わりにできる」ゲームプレイの中で敢えてエンディングシーンを成立させるため、土曜日の夜8時台限定という時間的な縛りを設けることで「エンディングシーン」としてのイベント性を確立し、それでいてプレイヤーが話しかけなければ始まらない(=別にスルーしてもいいし、気付かれなくてもいい)奥ゆかしさ。実に綺麗だ。美しい。
 『どうぶつの森』と同じくらい感心したエンディングシーンはもうひとつある。『シーマン』のそれだ。ゲーム中、無意識に何度も行ってきた「あるアクション(一応ネタバレ回避)」がトリガーとなり始まる、あのエンディング。「あるアクション」があのエンディングではそれまでとは違った意味を持ち、一度クリアすれば何度でも、プレイヤーの好きなときに、好きな速度で(!)見ることができるあのエンディングシーンは、当時かなり衝撃を受けた。
 個人的に、あのエンディングシーンはDCのコントローラじゃないと味が出ないと思うんだけど、PS2移植版ではどうなってるんだろう?