NGM+その他の欲望

日々のサムシングについてのスクラップブック。

新しい担々麺

 いわゆるラーメン屋(専門店)のラーメンよりも、町の普通の中華料理屋のラーメンが好きだ。なかでも担々麺が好き。唐辛子の辛さ方面に振ったタイプのものよりも、胡麻とかピーナッツの香ばしい方面に振ったタイプのものが好み。
 今日は退社時間も遅く、家に帰って料理するのが億劫だったので、お気に入りの店で担々麺を食べていこうと思っていたのだ。だがその途中で、新規開店した担々麺専門を謳う店を発見、チェーン店のようだけど専門店だというなら、とフラフラと入ってしまったのが運の尽き。
 店の名前は敢えて言わないけど(えー、まーこの項の見出しがヒントというかそのまんま)、ちょっと本当に信じられないものが出てきてびびった。だって仮にも「専門店」とか言ってるなら、別においしくなかったとしてもちゃんと担々麺が出てくると思うじゃないですか? 出てきたのはインスタントの袋ラーメンみたいな薄っぺらいスープに一味唐辛子をばさばさ振りかけただけのものだったのだ。スープの底には、ほぐれずに固まったままの挽肉が沈んでいた。今日日カップラーメンだって、もう少し体裁を整えようとするだろうってのに、これはひどい。ひどすぎる。
 まあ僕は喫煙者なので舌のほうもいたって大雑把にできてるし、値段に見合ったもならそれで満足するクチなんだけど、あの店で食べた担々麺は600円でも高すぎると思った。やたらキビキビと働いているパートのおばちゃんが哀しかった。