NGM+その他の欲望

Nightcap Gamer's Memopad, そしてその他諸々についてのサムシング。

未来っぽいぜワイヤレス



 「ニンテンドーDS ダウンロードサービス」を試してきた。任天堂が販売店の店頭で行っている、NDS用ゲームの体験版や追加データの無料ワイヤレスダウンロードサービスだ。たまたま有楽町で映画を見る予定があり、ついでにビックカメラに立ち寄って体験してみた。まだ始まったばかりの試みなので、実施している店舗は全国に散らばっているものの数は少ない。今後増えていくのだろうが、わざわざ大型店舗に足を運ばずとも「ちょっと町のゲーム屋に寄って手軽にダウンロード」っていうレベルにまでなるのはまだ少し時間がかかるだろう。
 さて、どんなふうにダウンロードさせるのかなと思ったら、実に簡単なものだった。店頭にワイヤレスダウンロード用の什器(モニタにワイヤレスダウンロードのやり方の説明ビデオが流れている。たぶん什器の中にはダウンロード用データ配信専用のNDSが入っているのだろう)が置いてあって、その近くで自分のNDSを立ち上げ、メニュー画面から「ワイヤレスダウンロード」を選ぶだけ。NDSが通信可能な端末を探し、ダウンロードできるコンテンツの一覧が表示されるので、好きなものを選べばダウンロード開始だ。今回は『直感ヒトフデ』『メテオス』の体験版と、『大合奏!バンドブラザーズ』の追加楽曲をダウンロードできる(バンブラの追加楽曲はソフトが挿さっていないとダウンロードできない)。体験版はNDSの電源を切るまで何度でも遊ぶことができる。試しに『直感ヒトフデ』も『メテオス』もどっちもダウンロードしてみたけど、だいたい30秒もかからずにダウンロードが完了した。すこぶる快適。ちなみに、ダウンロードして遊べる体験版はいちどに1タイトルのみのようだ。両方をダウンロードして切り替えて遊ぶことはできず、一度電源を切ってダウンロードデータをクリアしてからじゃないと、他の体験版はダウンロードできない。
 店頭の什器で体験版や追加データを配信するという試みは、GBAでも行われている。任天堂の店頭販促キット「月刊任天堂」(GC用の、デモムービーや店頭体験版が収録されたディスク)からGBAケーブル経由でGBAにデータをダウンロードできるサービスだ。GCの『ニンテンドーパズルコレクション』のプロモーションで、このソフトに収録されているゲームのGBA版をダウンロードできたのがたぶん最初だったと思う。その後も何度か同様にGBAケーブルでの配信が試みられていたが、実際の効果のほどはどうだったんだろう? あんまり利用されていなかったんじゃないかなあと個人的には思う。ダウンロードしている人を見たことないし。
 今回のワイヤレスダウンロードは、まあ本体発売直後の物珍しさとか落とせるゲームやデータの話題性ってのもあるんだろうけど、かなり好意的に受け止められ、注目されていると感じた。実際、ダウンロードしに行ったとき(平日の午後8時くらい)、私以外にも何人かがまさにワイヤレスダウンロードをしているところだった。
 やってることはGBAケーブル経由のダウンロードとほとんど同じなのに、ワイヤードじゃないことでずいぶん「お手軽」感が増したのは、なんだか不思議だ。なんだろうこれは。子どもじみた言い方だけど、一気に「未来」っぽい感じになった。街中のいたるところにあるホットスポットで最新ゲームの体験版を携帯ゲーム機にダウンロード、こいつはちょいと気の利いたゲームだぜーと気に入ったらそのままネット経由の決済でフルバージョンの解除キーを購入!みたいな未来が近づいているのだーぼえーーー、みたいな夢を見たね俺は。でもそれはそれほど遠くない未来のことに違いない。「ビデオゲーム」がいわゆるゲーム機以外のいろいろな場面(ex.携帯電話、Flashコンテンツや一般企業のwebプロモーション)に浸透した今、今度は街中のいたるところに、まるで電波のようにゲームのコンテンツが流れていくわけですよ! そうやって今度は拡散していくわけですよ! ボエー! みたいなね。そんなふうにドリームを垂直立ち上げしちゃうようなサムシングを俺は感じたね。
 ところで『メテオス』体験版をダウンロードしてからずっとNDSの電源が落とせなくてー。スリープモードにしたまま充電して、ちょっと手が空くとやってしまう。恐ろしいゲームですねこれは。製品版も買います。