NGM+その他の欲望

日々のサムシングについてのスクラップブック。

どこへ行っても『ベティ・ブルー』のポスターがあった

 さっき唐突に思い出したんだけど、ちょっと前まで『ベティ・ブルー』のポスターや絵はがきをいろんなところでよく見た。大学の映研系サークルや文芸部系サークルの部室、友達の部屋、下北なんかの雑貨屋や中古レコード屋、軽くサブカルい古本屋。いろんなところで見た。現実世界の中だけじゃなく、ある種の日本映画やマンガなどの中にも、登場人物(主に女子)の“内面”みたいなものを表現する便利な小道具/アイコンとして、その人物の部屋の壁に貼ってあることが多かった気がする。
 この映画がフランスで公開されたのは1986年、日本公開は87年。ポスターや絵はがきをよく目にしたのは(ここらへんかなり感覚的で曖昧な記憶に頼ってるので正確じゃないかもしれないが)90年代半ばから後半くらいまで。日本初公開からはちょっと間が空いているので、未公開シーンを追加した『ベティ・ブルー インテグラル』の日本公開(93年頃?)後にいろんなところで貼られるようになったのだろうか。
 たいへん印象的なビジュアルのポスターだが、最近はあまり見なくなった気がする(単にこのポスターが貼られるようなところから僕が遠ざかっただけなのかもしれないが)。最近は、『ベティ・ブルー』のポスターみたいな立ち位置のものって、何なのでしょうかね。