NGM+その他の欲望

日々のサムシングについてのスクラップブック。

私は夢を投げない

 前回から間が開いてしまったが、ドリームキャストコントローラの優美なラインについての話だ。前回こう書いた。

 ラインといえば、あまり評判のよろしくなかったドリームキャストコントローラも、グリップ部分のデザインが優美だった。あれを床において、こう、目線を同一平面上に置き、右下の方向から眺めると、すごくいいラインなんだなあ。

 どうもあまり賛同を得られなかったようなので、写真で見てみよう。



 ドリームキャストコントローラである。これを平面に置いて、目線を同一平面上に置き、右のグリップを見てみよう。ちょっと斜めの方向から。



 真正面から見ると、マルコンがうまく進化できなかったような不恰好なシルエットだったが、このアングルで見ると未来的なフォルムが立ち上がってくる。『ブレードランナー』のスピナーを想起させるようなデザインではないだろうか? さて、ここでさらに視点を移動し、下から見上げるようなアングルにしてみよう。



 このグリップの有機的なラインが……



 するりと流れ……



 するとどうだろう、一転して、グラマラスなボディが我々の目の前に姿を見せたではないか! このグリップの官能的な曲線のことを、多くの人が気付いていなかったとは不幸である。今すぐ押入れからドリームキャストコントローラを取り出し、確かめてほしい。今すぐ、今すぐにだ!


 ところでドリキャスコントローラといえば、しまっとくときにケーブルをグルグル巻きつけて、裏側の溝にはめておくとちょうどいい具合に収まるのがちょっと気が利いていた。