『MOTHER 3』を通勤の電車と昼休みを使ってちびちびと進めている。現在5章。
今作の音楽はいいね。前作までの雰囲気とは違うけども、いい曲ばかりだ。サントラ出ないのかな。
で、中身に関してだが。とりあえず箇条書きでメモ。
- システム面においてはやっぱり、「SFCのRPG」を正しく進化させたものだった。進化? うーん、進化と言えるほどのものではないか。
- 戦闘シーンの音ゲーフィーチャー。リズムにあわせてタイミングよくボタンを押すことでコンボになり、最大16回の追加ダメージ。だがタイミングがかなりシビアで、しかも敵によって正しいリズムが異なるから、失敗すると(僕はたいてい失敗するんだが)けっこうストレス。
- これが成功するのとしないのとでは戦闘の効率がぜんぜん違ってくる。うまくリズムとれない人は地道にレベル上げしてパラメータ強化しといてね、ってことなんだろうけど。
- ていうかGBA SPでやってるのでイヤホン必須。DSでやるなら一応ステレオなので大丈夫だろうか。でもイヤホンは欲しいね。
- 事前の情報はなるべくシャットダウンしていたので、複数主人公の章立てでシナリオが進行するのが意外だった。
- あいかわらず、プレイヤーキャラクターたちのネームエントリー画面へ入るタイミング、間の取り方、人となりを紹介するテキストの味は絶妙。
- ドット絵キャラの演技はなかなかよい。あまり細かすぎず、かと言っておおざっぱでもなく。GBAの液晶くらいの大きさの画面にちょうど映える。これが今時のワイドテレビだと、さすがに少し寂しいか。
- ねんどじんがかわいい。
- 戦闘シーンの音ゲーフィーチャー。リズムにあわせてタイミングよくボタンを押すことでコンボになり、最大16回の追加ダメージ。だがタイミングがかなりシビアで、しかも敵によって正しいリズムが異なるから、失敗すると(僕はたいてい失敗するんだが)けっこうストレス。
- 物語面。物語というか、このシリーズにおいてはストーリーそのものはわりと普通で、細かいテキスト芸とか、もうちょっと大きな局面で言えば物語の語り方、ナラティヴの面において支持されているのだと思うが、今回はなかなかやっかいだ。
- どうやっかいなのか、まだ5章の時点で、まだこの先どうなるかわからないので保留。今まではベタとネタとメタ、みたいな構図がわりとクールにあったと思うんだが、今回はどうも、ベタとネタの間でものすごく逡巡しているというか、葛藤が透けて見える感じ。しかも糸井重里はインタビューなどでその点に関して何度も言及していて、そういった「ゲーム外」のサブテキストがさらに「葛藤が透けて見える」のを補強してるわけだが、じゃあそれは「作者が葛藤してるのを見てくれよな! そして一緒に悩んだりしてくれよな、あの『イベント』の取り扱いに関してさ!」っつう構成になってるんじゃないかと。と、二章くらいまでは思ってた。今は……うーん、よくわからん。三章中盤〜四章前半でかなり心配になったんだが。えー! そんなベタに直球で寓話語りたがってるの! と。
- 保留とか言ったわりにはだらだら書いてしまった。
- あと、これは個人的な感覚なのでだからどうしたって話なんだが、三章のあたまくらいまで進めて、キングの『ザ・スタンド』とかマキャモンの『スワン・ソング』みたいな話なのかなとちょっと思ってた。
- どうやっかいなのか、まだ5章の時点で、まだこの先どうなるかわからないので保留。今まではベタとネタとメタ、みたいな構図がわりとクールにあったと思うんだが、今回はどうも、ベタとネタの間でものすごく逡巡しているというか、葛藤が透けて見える感じ。しかも糸井重里はインタビューなどでその点に関して何度も言及していて、そういった「ゲーム外」のサブテキストがさらに「葛藤が透けて見える」のを補強してるわけだが、じゃあそれは「作者が葛藤してるのを見てくれよな! そして一緒に悩んだりしてくれよな、あの『イベント』の取り扱いに関してさ!」っつう構成になってるんじゃないかと。と、二章くらいまでは思ってた。今は……うーん、よくわからん。三章中盤〜四章前半でかなり心配になったんだが。えー! そんなベタに直球で寓話語りたがってるの! と。
- 今回のキャッチコピー『奇妙で、おもしろい。そして、せつない。』ってのがすでに直球というかストレートすぎというかノーガードすぎで、ぶっちゃけシャバいと思ってたんだけど、わりと受け入れられているようで意外というか。そこらへんがなんかむにゃむにゃしちゃう。中二病的に。『MOTHER』というゲームについて何か語るときの自意識問題みたいな。……くだらんなこんな話は。基本的に。
メモにしちゃあ長くなった。終わらせてから続きを書くかも。
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