NGM+その他の欲望

日々のサムシングについてのスクラップブック。

まだ、俺はヱヴァQを見ていない

前回のエントリで敢えてまだ見に行かないし情報も一切遮断する旨書いた。で、今のところほとんど完璧に情報を遮断している。直接の感想はもちろん、ヱヴァQに関する界隈の雰囲気自体どうなっているのかまったく知らない状態だ。何も知らない。
とりあえずTwitterRSSリーダーはてなアンテナなど「偶然目に入る」危険性のあるものはこの一週間ほとんど見なかった。モニタ上で「ヱ」もしくは「エヴ」あるいは「エバー」という文字列を認識した瞬間に視線を斜め上に移動する術を身につけたし(つまり最悪三文字以内に回避)、そもそもスクロールホイールを回すときは三白眼になって周辺視野でテキストをサーチしていたのだった。今年35歳なのに。三白眼でホイールきゅるきゅるいわせてた。あと通勤時など人の多い場所に行くときは常にイヤフォン。たまっていたPodcastの消化がはかどったわー。むしろ足りなくなった。だが一番危険だったのは今日の夕方。商店街で買い物したついでに寿司を食べに行ったら隣の席から「セカンドインパクトがー」という単語が聞こえてきた……速攻で耳に指を突っ込み、高速で差し込む→ちょっとはずす→差し込むを繰り返す(ただ指を突っ込むだけでは微妙に音が聞こえてくるのだ。この方法ならノイズによって一切の音を遮断できる)。横にいる妻に(終わった? まだ言ってる?)と目で問うたところ、汚い地虫を見る目つきで俺を見ていた。しょうがないので3分くらい耳に指をスポスポやってた。
これくらいやっていると、なんかもうこの世界にはエヴァンゲリオンなんて存在しなくて、俺だけがその存在しない何かについて心かき乱されているような気分になってくる。だがこの時を待っていた。そろそろいいだろう。もういいだろう。もう俺は映画館に行ってもいいだろう。