寝る前にYouTubeをダラーッと見てたら、レコメン動画に若い頃の佐藤浩市が写ったサムネイルが混じっていた。おやこれはと思って見てみると、原田眞人監督/郷ひろみ主演の新感覚(?)ヤクザアクション映画『さらば愛しき人よ』('87)からのクリップ。
佐藤浩市が郷ひろみの弟分役の木村一八と対峙するシーンで、佐藤のアクの強いキャラクターと「チャカとだんびらどっちが強いと思う?」「タラッタラッタらったうさぎのダンス」という台詞が印象的な場面だ。
どうもこの動画が密かにバズってるらしく、再生数とコメントがじわじわ増えているっぽい。僕が初めてYouTubeで見たのは7月7日あたりで100万再生を越えたくらいだったが、今(7/15の深夜)見たら200万再生を超えている。何かきっかけがあってバズっているというわけではなく、レコメンに上がってきて初めて見て、そのままなんとなく気になって何度も見てしまうという人が多いらしい。
コメントを見てみるとASMR文脈で何回も見てしまうと言っている人がいて、なるほどといった感じ。確かにこの佐藤浩市の芝居、ほとんど囁き声の潰れ声で常にニヤついてるこの感じは、ASMR味が強いと思う。原田眞人のキレッキレのカットワークと画面レイアウトもあって、何度も見てしまう気持ちはわかる。
『さらば愛しき人よ』は今、国内ではソフトも配信もなく、見るには北米版のDVDを買うしかないようだけど、これきっかけでどこかで配信とかしてくれないかな。ついでに原田眞人つながりで『タフ』シリーズも配信しないかな。