NGM+その他の欲望

日々のサムシングについてのスクラップブック。

ラストコンサートと傘

 急にTVの話が多くなったのは1ヶ月ほど前にHDDレコーダーを買ったからだ。いや、あれだね、一人暮らしを始めてからここ10年ほど、「テレビ」ってのは主にゲームと映画のモニタとしてしか使ってなかったから見たい番組なんてほとんどないよと思ってたんだが、HDDレコーダーがあればあったでいろいろ見ちゃうもんだね。テキトーに録りだめしといてざーっと見るというのは、なんだかアンテナやRSSリーダーで更新情報だけ集めといて暇なときに流し読みするのに近い感覚でいいですね。スゴ録なので趣味傾向を見ておすすめ番組を録っておいてくれるし。便利べんり。
 で、UHF局で再放送していた『魔法の天使クリィミーマミ』の最終回を見た。懐かしいなあ。放映当時、僕は小学一年生かそこらか。最終回の、雨の中でのラストコンサートのシーンはよく覚えているよ……と見てたのだが、なんか違和感が。記憶の中では、最後の(もうマミではない)優と俊夫が見つめ合うところはもっと印象的なシーンだったのだが……。
 確か、箱船から戻った優が閑散とした会場に立ちつくしているのを俊夫が見つけて名前を呼ぶところをロングショットの構図で捉えたシーンがあって、(箱船登場時、観客の手から吹き飛ばされた)いくつもの雨傘が風に吹かれ地面を転がっていく、という描写が印象的だったのだ。でも今回見たらそういう描写はなく(微妙に似た描写はあるけど)、するとあれは記憶の中で美化された表現だったのだろうか。それとも何か他のアニメとごっちゃになってるんだろうか。